これは、人によりけりですが。私はお酒がそこまで飲めないので、ひとり飲みはあまりしません。あ、でもお酒は好きですよ。量が飲めないぶん、日本酒やワインをこだわって選びます!
夜に出かける場合、多少治安には気を付けねばなりません。友人たちは格闘技やっていたり元ラガーマンだったりしますが、わたくしはせいぜい足が素早く上がるくらいのひよわな趣味・バレエと茶道の女ですから。
どちらかというと、その土地のスーパーに行って、お惣菜やトマトなどのすぐ食べられる野菜などを買って宿へと帰宅。「地元感」を堪能してからのんびりするほうが好きですね。方言交じりの会話が聞こえてくるのも楽しい!かつて 商業演劇の地方公演は半月以上滞在するものでしたので、その習慣の名残でしょうか。
ごま豆腐やたまご豆腐も、関東とメーカーがまったく違うなど、面白いですよ。それで地元名物の乾物とか買ってしまい、荷物が増えることもしばしば。
しかし、ある程度一人で旅ができる日本の治安に感謝ですね。
一人旅のときはまっすぐ前を向いてサクサク歩くのがポイントです。『ハコヅメ』で読みましたが、人の顔を見ながら歩くのも、防犯上は有用なのだとか。
夜道はスマホを手持ちにして、ライトをある程度光らせて歩いておくことをおすすめします。防犯の意味もあるんですが、私の場合、静かにしていると存在感がないらしく、昔お散歩中の犬をビビらせてしまった経験があるからです……。普通逆じゃない?
スマホ自体はマップを見たり、カメラ代わりにしたりして活用しますけれども。
「ここにいる!」とか、「これ食べた!」とか、SNSに頻繁に上げたり、友人や家族に写真をバンバン送ったりはいたしません。なぜならたいていの場合、人の旅なんてすこぶるどうでもいいものですから……★
私がブログ時代から「リアルタイムでいるところは決して上げないように」というリテラシーのもとに育ったからもあるのでしょう。
もちろん、「無事に楽しんでいます」などの安否連絡や、「あなたを思い出しました」と一言添えて送るのはとても素敵なことです。
しかして、いくらでも人とネットを介して24時間繋がれるこのご時世、自分の中に「ためておく」(貯めてでも溜めてでもどちらでも)のも、旅の楽しみ方かと思うのです。
私は旅で読もうと思った本を買っておいて、あちこちで読んでいます。読み終わってしまい、地元の本屋・古本屋さんに飛び込むこともしょっちゅうです。
スマホをしまって、石庭や青紅葉をひたすら眺めるのは、なかなか味わい深い時間ですよ。事情を抱えていると勘違いされないように、目の輝きは失わないようにしてくださいネ!