真衣さんはメイクがお上手ではない女性でした。ファンデーションは塗っているし、眉毛も描いているのですが左右非対称。チークや口紅はあまりつけないそうです。髪の毛はボサボサの手前。寝ぐせは取っているけれど、ヘアアイロンで毛先を巻いたりしているわけではない状態のセミロングです。

筆者が会った日は、クリーム色のブラウスに体型が隠れる茶色のジャンパースカートを合わせていて、正直40代ぐらいに見えました。婚活写真を見せてもらったのですが、似たようなブラウスを着用していて、華やかさに欠け、老けて見えるのです。
普段着としては問題なくても、婚活市場においては生活感がありすぎて、人によっては「だらしない」と感じるレベルの身だしなみでした。真衣さんは顔立ちは悪くないし、体型も普通。きちんとヘアメイクを整えて、ファッションを見直しさえすれば「普通の同年代男性」とも会えると確信を持ちました。
婚活で女性の人気に一番影響するのは容姿で、次が年齢です。
話しやすい「普通の男性」は人気が高いため、容姿をよくしないと出会えません。そうは言っても、外見の改善提案を受け入れなてくれない人は多いのです。むしろ増えていると感じます。
真衣さんは職場でマスクを着用し、髪も束ねるため、他の同僚もチークや口紅は塗らず、髪をひっつめているそうです。自分がだらしないとは微塵も思っていません。

「そのままの感じで婚活に挑んでしまうと、仮に相手の男性がスーツだとしたら、完全に釣り合わないんです。職場ではありでも、このヘアメイクと服装だと、出会いの場というTPOに合っていないんですよ」
「じゃあ、どういう格好ならいいんですか?」
ここで婚活女性に人気のブランドのECサイトを見せて、イメージを伝えたところ、
「こういう体のラインが出る服を着なきゃだめですか? こういう系統は苦手なんですけど」
と言われてしまいました。
私も20代のころは手抜きだったため、真衣さんがそういう服装が苦手というのもわかるのです。毛先がパサパサ、ファンデーションと眉毛を描く程度のメイクでは、着て似合うと感じる服はあまりないですから。
【関連記事】⇒
29歳で「私、ブスだ」と気づいた女性の変身。真っ先にポテチをやめた