
若槻千夏さん
画像:株式会社AbemaTV プレスリリースより(PRTIMES)
さらに、バラエティ番組で無類の強さを誇るのが若槻千夏だろう。若槻といえば、モデルとして活躍後にバラドルとして大人気となったものの、2006年から約10年間にわたり芸能活動を休止。小島と同じく“出戻り組”となるが、復帰後はママタレントとして頭角を現し、『ラヴィット!』(TBS系)『上田と女が吠える夜』(日本テレビ系)『トークィーンズ』(フジテレビ系)といった女性が好む番組に多数出演している。
バラエティスキルが高く、トーク力も兼ね備えた若槻は、体を張った企画にも対応でき、藤本とは異なる路線で無双の強さを見せている。同じく『ラヴィット!』出演者では、近藤千尋、矢田亜希子、ギャル曽根、丸山桂里奈も、それぞれ個性豊かで人気が高い。
根強い人気を誇るママタレントとしては、小倉優子の名前を外すことはできない。離婚を経験した小倉は、大学進学を行うなど独自路線でキャラを確立。奮闘する姿が番組で放送されることも多く、幅広い世代に支持されている。
このほかにも、北斗晶、MEGUMI、高嶋ちさ子といったベテランから、元アイドルの後藤真希、鈴木亜美、菊地亜美、好感度の高い乙葉、山口もえ、土屋アンナといったママタレントが数多く活躍している。
さらにYouTubeでは辻希美、仲里依紗が強力な存在感を示し、双子のママとなった中川翔子の参戦も予想されるなど、今後もママタレントの増加が見込まれる。現在のテレビ業界は、異常とも言えるほどにママタレントが増えつつある状況だ。

画像:ピタットハウスネットワーク株式会社 プレスリリースより(PRTIMES)
かつてバラドルとして大活躍した小島瑠璃子だけに、彼女の復帰に興味を示すプロデューサーは多いだろう。しかし、現実的には、現在のバラエティ業界は久しぶりに復帰したタレントがすぐに活躍できるような甘い世界ではない。特に、個人事務所で活動している小島にとっては、厳しい道が待ち受けている可能性が高い。
こうした現実を踏まえ、YouTubeや経済メディアなど、徐々に活動の幅を広げているのは一つの賢明な選択と言えるだろう。果たして、復帰宣言をした小島瑠璃子は、再びバラエティ番組で輝きを取り戻すことができるのだろうか。
彼女の今後の動向に注目したい。
<文/ゆるま小林>
ゆるま 小林
某テレビ局でバラエティー番組、情報番組などを制作。退社後、フリーランスの編集・ライターに転身し、ネットニュースなどでテレビや芸能人に関するコラムを執筆