「ようやく“社会人としてスタート”した」65歳・ベテラン女優が“年齢で役が減る”業界で打ち破りたいこと
実年齢ではなく“今のエネルギー”で評価を
――そういえば、年齢を重ねてのブレイクといえば、筒井さんは、今年大ブレイクのほいけんたさんが大好きだとか。
筒井:そうなんです!大好きです、『千鳥の鬼レンチャン』で見せる「カラダぐぅ♪」。あの堂々とした姑息さ、ある意味“発明”だと思います。ほいさんも60歳ですよね。あの方、芸には厳しいんですって、ああ見えて。ああ見えてって(笑)。それでね、お客さんにも厳しいそうで、そこもたまらなく好きなんです(笑)。疲れた時に見ると、元気をもらえるんです。
今は年齢という概念自体が昔とは違っていて、役も“実年齢”ではなく“生物年齢”で選ぶ時もあって欲しい。ハリウッドのオーディションでは自分の思うカメラ年齢《Age range》を書いて提出するそうです。その人の“今のエネルギー”で選考される環境が浸透すればいいなと思います。
いろんなことを面白がれることが大切
映画『もういちどみつめる』は全国順次公開中
(C) Aerial Films
望月ふみ
70年代生まれのライター。ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画系を軸にエンタメネタを執筆。現在はインタビューを中心に活動中。@mochi_fumi
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