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「私は見てないですけど」理由も聞かず一方的に叱る学校の先生に絶望。逆ギレする担任に不信感、母が取った“最後の手段”とは

「弟を守りたかった」息子の本音と、母が書いた手紙

0206_子供③ その後、落ち着きを取り戻したそらくんは、お母さんに本当の胸の内を明かしてくれました。「弟のことを悪く言われたのが許せなかった。陸くんがいろんな子に『死ね』と言っているのをずっと見ているのも嫌だった。先生にその話もしたかったけど、怒鳴られて終わらされちゃったから何も言えなかった」 「手を振り払わなくても口で伝えようね」と諭しつつも、お母さんは担任の大人げない態度に納得がいきませんでした。 「兄弟ゲンカの際は必ず双方の言い分を聞き、お互いが納得して謝れるように導いている身からすると、あまりにも一方的なやり方は教師の指導とは思えなくて……」  翌朝、そらくんは「やっぱり学校に行って、先生に話してみる。陸くんにも謝ってくる」と言いました。お母さんはその勇気を支えるため、「最後の手段」として担任に手紙を書くことにしました。 手紙には、以下の内容を綴りました。 ●「手を出してはいけない」と家庭で厳しく指導したこと ●多忙とは思うが、本人が納得して反省できる関わりのお願い ●気持ちの整理がつかないまま終わらされたことへの戸惑い

ついに訪れた和解。先生から届いた「意外な言葉」

 その日の夕方、息子の帰宅より先に担任から電話が入りました。前日の険悪な雰囲気から身構えるお母さんでしたが、聞こえてきたのは意外な謝罪の言葉でした。 「先日は失礼な態度を取ってしまい申し訳ございませんでした。頂いた手紙を読んで、実際は次の授業の準備で余裕がなく、結論を急いでしまった自分の指導が間違っていたと気づきました」 0206_子供④ その後、学校で改めて話し合いが行われ、双方が悪かったところを認め、無事に謝ることができたといいます。帰宅したそらくんは、何かつっかえていたものが取れたかのような満面の笑顔でした。「先生に『話を聞いてあげられなくてごめんなさい』って謝られたんだ。自分の悪かったことも、言われて嫌だったことも、全部伝えられたよ!」  今回の問題は、単なるケンカの仲裁ではなく、「大人が子どもの心にどう向き合うか」という姿勢にありました。低学年の子どもにとって、学校は社会の縮図です。そこで「何があったのか」「どうすべきだったのか」を納得いくまで話し合える環境、そして間違いを認めて謝ることができる先生の存在がいかに大切かを、改めて考えさせられるエピソードです。 <文/鈴木風香>
鈴木風香
フリーライター・記者。ファッション・美容の専門学校を卒業後、アパレル企業にて勤務。息子2人の出産を経てライターとして活動を開始。ママ目線での情報をお届け。Instagram:@yuyz.mama
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