そこで、婚活が長期化するミドル世代の結婚観・恋愛観を探るため、独身専用コミュニティ「
シンパティ」の協力を得て、男女12名(男性5人、女性7人)に集まってもらいました。

40代男女に集まっていただいた
シンパティは独身証明書を提出して登録する、出会い目的のサークルです。会員は30代後半〜50代が中心で、最も多いのは40代。結婚相談所、マッチングアプリ、街コンなど、複数の婚活を経験している人が多いです。
集まってくれた男女12名に、以下の中から「最も近い考え方」を1つ選んでもらいました。
1.運命の人はどこかにいていつか出会える(0人)
2.運命の人は会えば分かる(女性1人)
3.男女の違いを理解すれば結婚できる(女性5人)
4.魅力(外見・服装・ヘアメイクなど)を高めれば結婚できる(0人)
5.魅力(内面・コミュニケーション力、生活力など)を高めれば結婚できる(男性2人)
6.たくさん出会えば両想いになれる人が見つかる(男性3人、女性1人)
男性は「出会いの数(上記の6)」を重視し、女性は「男女の違いの理解(3)」を重視する傾向が見られました。
「出会いの数」は確かに大切です。でも、10人会って10人に断られる人は、100人に会っても同じ結果になりやすいのです。「男女の違いを知ること」も重要ですが、それで結婚できるわけでもありません。
一方で、「相手から選ばれる」という視点、特に「外見の魅力(4)」を高める必要性を挙げた人は、男女ともゼロでした。
複数の人が同時に利用する出会いのプラットフォームでは、人気の高いユーザーと、そうではないユーザーに分かれていきます。これは就職活動とよく似ており、“市場原理”が働くことで人気格差が開いてしまうのです。
女性の場合は、婚活のボリュームゾーンがアラサーである以上、アラフォー以上の女性は年下女性と同じ土俵で比較されているという現実があります。

条件検索型の出会い方では、30代後半あたりから男性は同年代の女性を検索対象から外し、より若い女性に申し込みをする傾向が強まります。
例えばマッチングアプリでは、45歳の男性が検索する女性の平均年齢は31〜43歳です。
スマホ画面に対象年齢の女性の写真が並ぶと、感覚的に「かわいい」と思った相手に「いいね」を送っていくわけです。
その結果、アラフォー以上で同年代男性から多くの「いいね」を集める女性は、若い女性と並んでも見劣りしない、いわゆる“美魔女”に偏りやすくなります。
一方で、実際にマッチングが成立するのはほぼ同年代同士であることが多いです。そのため、男性が年下女性に送る大量の「いいね」は、ほとんどがマッチングに至らず、実質的には消えていくのです。