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「裁判官が”宇宙人”?」最終回まで観たい冬ドラマ3選!“異色の刑事ドラマ”も最高だけど、ダントツに“気になる作品”とは?

テミスの不確かな法廷

0224_冬ドラマ③

画像:「テミスの不確かな法廷」番組HPより

 そして現時点で、毎週の放送が待ち遠しいドラマは『テミスの不確かな法廷』(NHK総合ほか、火曜よる10時~)です。本作は、ASD(自閉スペクトラム症)とADHD(注意欠如多動症)と診断された特例判事補・安堂清春の物語。

人間描写と法廷劇のバランスが絶妙

 自らの特性を隠しながら裁判官を務めるという難役を、主演・松山ケンイチが高い表現力で魅せている点はもちろん素晴らしい!しかし見どころは、松山の演技だけではありません。  ひとつは、安堂清春が抱え続けている葛藤です。人を裁く裁判官という立場から、彼は懸命に“普通”を装っています。物語冒頭、彼は「僕は宇宙人。生まれながらにして、地球人の“普通”が分からない」と語りました。ある意味で、己を偽って生きているということ。しかも、その生き方を提示したのは、他ならぬ安堂の父親だったのです。  これまでの5話を通して、彼は周囲と同じように振舞えないことよりも、自身を“普通”に見せかけていることの方が、ずっと苦しそうに見えます。それでも安堂が、裁判官としてだけでなく、自身の特性と格闘しながら事件関係者と向き合っていく姿が緻密に描かれていて、観る者を惹きつけるのです。  さらに安堂を取り巻く人々も個性豊かで、「“普通”とは何なのか」と考えさせられる、キャラの立った登場人物ばかり。そんな彼らが、安堂の視点をきっかけに真相をあぶり出していく事件の描き方も秀逸です。社会的な課題を内包している事件もあり、“公平性”についても深く考えさせられます。  物語はいよいよ後半戦。前橋一家殺人事件の再審請求審がはじまります。事件の真相と、安堂が自分自身の特性にどんな「判決」を下すのか。気になって仕方がありません。 ==========  ジャンルは違えど、どの作品も「人間の本質」や「社会のあり方」を独自の視点で切り取った力作ばかり。物語はいよいよ最終盤に向け、さらなる怒涛の展開が予想されます。  皆さんが今、毎週楽しみにハマっている「冬ドラマ」は何ですか?放送終了まで残り約1カ月。お気に入りのドラマを、ぜひ最後まで堪能しましょう! <文/鈴木まこと> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
鈴木まこと
日本のドラマ・映画をこよなく愛し、年間でドラマ・映画を各100本以上鑑賞するアラフォーエンタメライター。雑誌・広告制作会社を経て、編集者/ライター/広告ディレクターとしても活動。X:@makoto12130201
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