
都の西北我らが早稲田~♪
まずパワースポットという來宮神社(きのみやじんじゃ)へ。楠の木が有名です。冬とは思えないあたたかさだったので、のほほんと日光浴をいたしました。
それから地元のケーキ屋さんに飛び込み、おいしそうなケーキをゲットして梅園へ参りました。足湯入れましたよ~!
地元のゆるキャラと写真撮りたかったのですが、子ども優先で断念。遠近感でツーショを叶えました。
それから歩いていたところ、偶然「双柿舎」(そうししゃ)に遭遇。もともとあることは知っていたのですが……ここはシェイクスピア全集を翻訳し、早稲田大学の教授でもあり、新劇の成立に深くかかわられた坪内逍遥(つぼうちしょうよう)先生のご自宅です。
都の西北の制作に関わった人、と言えば比較的わかりやすいかしらん。今回も大学のせんぱぴ(あだ名。仲が良すぎて、もはや敬語とこのふざけた敬称だけが私を後輩たらしめている)が一緒だったので、「早大の学徒として寄るべきです!!」と言い、散策をいたしました。
偉大なる逍遥先生も創作の壁にぶつかり、作品を作ることは一時断念したという年表に励まされました。わかる~~~!!! 友達?

立派な入り口
さて、すでに自分たちの目的を忘れそうになっていますが、ようやく大正時代の別荘、戦後は高級旅館として名を馳せた起雲閣に到着です。
『ズッコケ三人組』モーちゃんに雰囲気そっくりのせんぱぴがのんびりと言ったのは、「なんでここ来たがってたの? 橋田先生の展示は?」。「……ここで展示してるって言ったじゃないですか」とズッコケる、ハチベエ似の私。
気を取り直して。起雲閣自体がま~~素敵な建物でして。なかなか展示にたどり着けませんでした。何しろ私は古い日本の洋風建築が大好き。神戸の異人館や福島の「天鏡閣」都内ですと「前田侯爵邸」「庭園美術館」など、あちこち訪れております。「住みたい」「もうここに住む」しか言わないんですけど(笑)。
起雲閣は庭を囲むようになっていて、中央にある美しい日本庭園を建物のどこからでも眺められるようになっています。根津美術館と同じ根津氏の設計なのですが、やっぱり通じるものがありました。建築やデザインもその人がにじみ出るのが興味深いですよね~。

お部屋の一部
起雲閣が旅館になってから、熱海を訪れる有名人が多く宿泊したそうです。中でも文豪とはゆかりが深く、『金色夜叉』の尾崎紅葉はもちろん、志賀直哉、谷崎潤一郎、太宰治、坪内逍遥といった宿泊・訪れた文豪の展示が宿のお部屋それぞれにあります。
ひとつひとつの部屋に上がってのぞくのが、なんだか編集者になった気分。本の虫なのでここでいくらでも時間が溶けそうでした。どれもいいお部屋!