ここ数年“大物感”が凄まじい31歳俳優とは。大作シリーズ掛け持ちで地上波での露出は控えめに
山﨑賢人から漂う圧倒的大物感
2023年2月、山﨑は日本人で初めてサンローランのアンバサダーに就任した。世界が彼の才能を認め、もはや国内に留まらないセレブリティであることを示した。それをいかにも自然な素振りでやってのけてしまうのが、山﨑らしい人懐こさでもある。山﨑クラスの俳優になれば、少なくとも同年代にライバルはいないだろう。 2025年9月のパリ滞在でそれを強く確信した人も多いかもしれない。これもサンローランの2026年夏ウィメンズコレクションのショーに参加するためだったが、日本の媒体掲載用にセーヌ川で撮り下ろしたショットがどれもが圧倒的に輝いていた。 山﨑が着たのは、2025年冬メンズコレクションから19ルック目。紫色のタートルネックにレザーのグローブが、俳優としての洗練具合を物語っていた。 31歳にして漂う、圧倒的大物感。山﨑が国内の映画界で「実写化王子」の異名を取っていた2016年に、サンローランのクリエイティブ・ディレクターに就任したアンソニー・ヴァカレロが手掛けるコレクションは、山﨑賢人からまさにエスプリ(精髄)を引き出している。自ら世界の舞台を目指す必要もない。彼はただ自然と世界から必要とされる存在なのだ。 <文/加賀谷健>
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