あなたは、イク演技をしたことがありますか？ LCラブコスメが運営する「ラブリサーチ」で会員女性を対象に『「イッた」ふり（演技）をしたことはありますか？』とアンケートをとったところ、なんと406名もの方から回答をいただきました。イク演技に対する関心の高さの表れでしょう。なお、もっとも多かったのが「よくある」という声（129名）。ここでは改めて、イク演技について考えたいと思います。 ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ Q.セックスのとき、「イッた」ふり（演技）をしたことはありますか？ ・よくある（129名） ・たまにある（116名） ・全くない（98名） ・1、2回ある（63名） 回答時期：2009-02-18～2009-02-25 総回答数：406名 ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

イク演技の必要性は？

　演技をすることに罪悪感を抱く人もいるでしょう。確かに、演技ではなく、自然な流れでイケるに越したことはありません。ですが、そううまくはいかないのが難しいところ。また、寄せられた回答のなかにも、「イケなくても十分満足しているんだけどなぁ～」という声もありましたが、私たち女性は、愛する男性と一つになれただけで幸せであり、イクことを重要視しているわけではないんですよね。 　しかし！ 男性にとって、愛する女性をイカせることは、超が付くほど重要事項なのです。だからこそ、イク演技は必要と筆者は考えます。手料理と一緒ですよ。せっかく真心込めて作ったのに、「美味しい」のひと言もないと寂しいですよね。男性も、「イク」のひと言がないと寂しいものなのです。

「イキそう…！」でイク予告を

　ここからは実践編、イク演技の仕方です。基本的に、すべての女性は女優ですから、演技を見破られる心配はないでしょう。とは言え、イク演技ビギナーさんにとっては、「本当にバレないものなのかしら？」と、不安要素が付きまとうのも当然のこと。 　そこでオススメなのが、「イキそう…！」という、予告型表現です。「イク！」は宣言、「イッちゃった」は事後報告ですが、「イキそう…！」は、まだイッていない状態を表す言葉です。「いまの状態がすごく気持ちいいから、このままだとイクかもしれない」という未来予測の言い方なら、ビギナーさんも言いやすいはず。「イク」という言葉自体に抵抗がある場合は、「ヘンになりそう…！」とか「おかしくなりそう…！」もアリです。

ポイントは「ギュッ！」

　言葉だけでなく、カラダで表現するのも大事です。ポイントは、「ギュッ！」。まずは目をギュッと閉じましょう。ただ閉じるのではなく、ギュッと閉じるのです。それから、シーツ！ どちらか片方の手で、シーツをギュッと握るアクションは、男性目線にもわかりやすいので、興奮を煽る効果が期待できます。そして、全身にも力を入れて、硬直姿勢をとりましょう。カラダ全体がクリトリスになったかのようなイメージで。カラダに力を入れることで、ほどよい緊張感を演出できます。「イクことに集中していますよ」という、いい意味でのパフォーマンスと思ってくださいね。

耳元で「ハァハァ」

　果てたあとも気を抜かないように。イッたはずなのに、ケロッとしているのはあからさまにおかしいですからね。ここでのポイントは息遣い。ハァハァと、呼吸を荒立ててください。慣れないうちは難しく感じるかもしれませんが、相手の耳元でハァハァすると、それっぽく聞こえますよ。息の荒くなっているあなたに対して、「イッたの？」と、イキ確認の質問が投げかけられたら…「イッたよ！」と答えるもよし、恥じらいを照れ笑いで隠すもよし、コクンと頷くもよし、そのへんはご自身のキャラに合わせてご自由に。大事なのは、イキ確認前の息遣いのほうです。 　ベッドシーンに限らず、日常生活においても、ある程度の演技が必要な瞬間って意外と多いです。相手を思いやるための演技と思って、ポジティブに捉えてくださいね。 ▼ライター：菊池 美佳子さんプロフィール 1977年3月17日生まれ。20代の頃に様々なナイトワークを経験、男女の性愛について身をもって学ぶ。 引退後はコラムニストに転身。著書、『つけちゃうぞ！大人の保健体育』、『テレフォンセックス裏物語』、『Sの妹Mの彼女』ほか。