聞けば、リピーターの世代は多岐にわたり、10代だったら試験日前、ビジネスマンだったらプレゼン前など、生活スタイルに合わせて絶頂睡眠を取り入れているのだとか。
終了後、セラピストさんいわく森が寝息をたてていたのは13分とのこと。通常の人に比較すると少ないのですが、なんせ万年睡眠不足&眠りが浅いので、それでも十分ありがたかったです。
何よりも身体が軽いし、視界もひらけているのです。美容としてではなく、あくまで眠り一本に特化したのは日本初。結果として、美容と健康につながる睡眠を体感したわけです。
メイクルームも完備されて、温かい柚子茶とおしぼりのサーブがあり。セラピストの技術もさることながら、おもてなし力にも癒されました。

新規の予約はHPおよびLINEから。これがなかなか取れず、宝くじ並みの運試しなのですが…。
究極の夢見心地タイムは、病みつきになりそうです。
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悟空のきもち
森と尾山が受けたスタンダードコースは60分、6150円(税込)です。他はHP参照のこと。
●女度向上指数★★★★★★(星5つ)
質の良い睡眠が大事だとわかっていても、なかなかうまくいかない現代人。身体のマッサージは各種ありますが、睡眠だけに的を絞り独自に技術を開発したのは、ここだけ。ほとんどの人が施術開始10分で寝落ちするという謳い文句にも納得させられる施術を体験できました。
さらに施術時だけではなく、その日の夜も熟睡できました。予約が取りづらいのが難点と言えば難点ですが、それも人気の証といえるのではないでしょうか。
<TEXT/森美樹 ILLUSTRATION/尾山奈央>
⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
●森美樹:1970年生まれ。2013年、「朝凪」(改題「まばたきがスイッチ」)で第12回「R-18文学賞」読者賞受賞。同作を含む『
主婦病』(新潮社)を上梓。最新刊は『
幸福なハダカ』(同)
Twitter:
@morimikixxx
●尾山奈央:1980年生まれ。脚本家、エッセイスト。著書に『
1年で20キロやせた私が見つけた月1断食ダイエット』(泰文堂)