レディが旅に持っていく“ボトムス、ワンピース、下着etc.”のルール
●連載「ファッション誌が答えてくれない相談」11 by小林直子●
Q.旅行にもっていくべき服は?
A.ボトムスは少なめ、トップス多め、ワンピースを一枚。宝石は偽物で大丈夫
次に、どんなメンバーと行くのかを考えましょう。友達と行くのか、パートナーと行くのか、または一人で行くのかです。
そして最後、旅の目的について考えます。スキーをするのか、ガイドブックどおりの観光をするのか、温泉に入ってリラックスするためなのかなどなど。
こうして、場所と人と目的をきちんと把握したら、ではそこで自分はどんな格好をしたいのかを、どんなふうに見せたいのかを考えます。
高級なホテルでそれなりの扱いを受けたいのだったら、そのホテルのランクにふさわしいスタイルが必要になりますし、ひなびた田舎の温泉でのんびりゆっくりしたいだけなら、肩の凝らないリラックスしたスタイルでも構わないでしょう。どちらにしてもそのスタイルは、都会で働くスタイルと同じということはないでしょう。場所、人、目的が変われば、スタイルも変わってきます。
場所や人、目的を把握し、どうなりたいかイメージがわいてきたら、次は具体的に何を持っていくかという問題です。これも行く先や目的によって、実際持っていくべきものは変わってきますが、基本的にボトムスは少なめに、トップスは多めで問題ありません。旅行期間中、同じボトムスを2度着ても構いませんので、印象的なデザインや柄ではない、シンプルな色、形のものを選びましょう。
また、トップスについては、同行者がいるのなら、毎日着替えると考えて、旅行の日数分、持参用するとよいでしょう。逆に一人旅の場合は、同じものを二度着たとしても、自分が気にならないのなら、それはそれで構いません。
ホテルはチェックインが勝負
ホテルや旅館では、あなたはいわば「お客様」という役名のキャストですから、それにふさわしい格好をしましょう。そのほうがホテルのスタッフも気分よく、あなたを迎え、扱ってくれます。またホテルや旅館はチェックインの印象がすべての勝負だと言っても過言ありません。とくに外国のホテルではこの傾向が強くなります。
長時間のフライトで、どんなに疲れ果て、よれよれになっていたとしても、チェックインの瞬間だけは、その日の最後の気力を振り絞り、フロントとの初見の戦いに挑みましょう。彼らがあなたを一瞥し、少し黙った後、皮肉や憐みの微笑みを浮かべなかったら、その勝負はあなたの勝ちです。
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