「タラレバ」ドラマ版、30代女性の焦り、本音がちと足りない【水曜ドラマ】
【スナイパー小林の2017冬ドラマ評 水曜編】
2017年の冬ドラマが始まった。週の真ん中には、恋愛の教則が詰まった2本を放送中。人肌恋しいこの季節、恋愛の濃度を高めたいならぜひご視聴を。
●東京タラレバ娘
日本テレビ 水曜22時~
出演:吉高由里子、榮倉奈々、大島優子
売れない脚本家・鎌田倫子(吉高由里子)、ネイリスト・山川香(榮倉奈々)、実家の居酒屋を手伝う鳥居小雪(大島優子)の3人は高校時代からの友人。女30歳の現実に気づいた彼女たちが、東京オリンピックまでにはパートナーを見つけようと恋愛に喝を入れるも、なかなかうまくいかず……。
ネットではセリフが刺さると話題になっていたけど、もうひと息、30代の女性としての焦り、本音、現実感をぶっちゃけたほうがおもしろいのかなという感じ……。SNSでよく見る着飾った女の一部分しか見えてこないというか。
でも何がいいかと言えば吉高ちゃん!「花子とアン(NHK総合/2014)」以来の主演だし、存在だけで色っぽい実年齢28歳の女優さんの希少価値は高い。今後の展開で、もっと女の毒をさらけ出してくれることに期待して一票を投じておく。
女子の「共感!」が詰まっているけれど…
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