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セックスに愛情や承認を求めるな!世の中をもっと低く見積もろう

「嫌いじゃない」くらいの相手とセックスしてみる

湯山:セックスの対象になることを「貶められた」「軽んじられた」という発想でいるとそれが相手にも伝わって、セックスした途端に「こいつは体だけの軽い女として扱っていいんだ」と思わせてしまう側面もあると思う。でも、その逆だってできるわけです。 湯山さん_6森林:相手は自分の鏡で、見方を無意識に誘導しているなら、自分が変われば相手の先入観を変えることもできるってことですか? 湯山:そう、それはセックスに限らず、人との出会いも同じだよね。最初は思い込みでバカにしていた人が、「あれ、この人意外とおもしろいな」って印象が変わって惚れ込んじゃったりすることってある。コミュニケーションが思い込みを変えるとも言えるし、自分の思い込みを外すことでコミュニケーションが変わるとも言える。それを信じられるかどうか。 森林:言われてみれば、僕もセックスをしながら相手を好きになっていくことがよくあります。好きになったからセックスをするのではなくて、「嫌いじゃないな」くらいの相手とセックスをして「気持ちイイな、なんか可愛いかも」って気になると、どんどん好きになっていくんです。 湯山さん_7湯山:みんな「嫌いじゃないな」くらいでもセックスしてみればいいんですよ。それって、まさに私が言った“世界に期待しない”ってことなんだよね。「どうせ私なんか」と自分を低く見積もるんじゃなくて、「世の中こんなもんだよな」と世界のほうを低く見積もれってこと。「合コン行ったけどカスばっかりだった」と愚痴るんじゃなくて、最初からカスだろうと見積もっておいて、その見積もりを上回る価値をその場で見出せるかどうか。  仕事でも同じで、ギャラも安いしバカみたいな仕事だなあって低く見積もっていたら、取材相手がおもしろかったとか、話が弾んでそこから次の仕事につながった、といったことが現場で起こると、世の中は捨てたもんじゃない、という期待につながる。 森林:それは、決して“奇跡的に”そうなったわけじゃなくて、湯山さんがそういうスタンスで接しているから起きたんでしょうね。 湯山:そう、人生は見積もりを低く、かつ、運命は書き換えられる、ってことですかね。 <TEXT/福田フクスケ>
森林原人
1979年生まれ。1999年にAV男優デビュー。出演本数1万本。経験人数9千人。セックスの虜になり道を踏み外したと思われているが、本人は生きる道を見つけられたとむしろ感謝している。著書に『イケるSEX』(扶桑社)、『セックスお悩み相談室』(扶桑社)他。性と向き合い、性を知り、性を楽しむためのサイト「リビドーリブ」とYouTubeチャンネル「森林原人YouTube」を運営。★Twitter(@AVmoribayashi)/★Instagram(@genjin_moribayashi_1979
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