CA仲間で、セクハラ上司をハメた“色じかけ作戦”…これは使える!?
「まずバーのハッピーアワーでセクハラマネージャーを5人で囲んで酒を飲ませました。酔いが回ったマネージャーが自慢話をしだすと、全員で『すご~い』と持ち上げてから、マネージャーの部屋で飲み直しを提案したんです。
『全員浴衣着用ね』というと、マネージャーのテンションがあがり、浴衣姿の私たちを嬉しそうに部屋に招くと、私たちは浴衣を少しはだけて、肩などを見せます。そしてカメラを持ったCAが写真をばしゃばしゃと撮影。
マネージャーがCAにしながれかかると、ばしゃ、私の胸にタッチすると、ばしゃ。おじさんがセクハラしているようなやばい写真を次々に撮ると、マネージャーがついに酔いつぶれてしまい、私たちはさっさと退室しました。
後日、その写真をマネージャーに送ると、態度ががらりと変わりましたね」

その大手航空会社はセクハラに厳しい会社だそうです。いかがわしい行為のように見える写真を上司が見てしまうと、退職に追い込まれるかしれないため、マネージャーは態度を改めざるを得なくなったそうです。
「マネージャーを酔い潰してから写真を撮った私たち5人の、その年のマネージャー評価は『優』。しかも私は翌年本社に戻され、他の4人も別の部署に配属されました。そしてついにマネージャーはそれ以降、セクハラをピタリとやめました」
セクハラをストップさせるには、やり過ぎと言われようとも、みんなで力を合わせて立ち向かうことも大事なのでしょう。「嫌な人の弱みを握って、嫌なところを封じ込めることもありだと思います」と、加賀さんは語ります。
ここまでやっていいの?と思っても「目には目を」ということも、ときには必要なのでしょうね。
―私達の身近な「セクハラ」 vol.10―
<TEXT/夏目かをる イラスト/鈴木詩子>

セクシー攻勢後、セクハラマネージャーは態度を改めた
夏目かをる
コラムニスト、作家。2万人のワーキングウーマン取材をもとに恋愛&婚活&結婚をテーマに執筆。難病克服後に医療ライターとしても活動。ブログ「恋するブログ☆~恋、のような気分で♪」
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