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東大卒43歳の弁護士「僕が婚活で売れ残っているワケ」

飲み会で知り合った女性と交際。そして…

 40歳から婚活を開始した安川さんは、半年後に飲み会で知り合った34歳の短大卒OLと1年半付き合ったのですが、結婚に至らなかったそうです。 「二人とも大人なので、付き合うなら結婚前提というのは暗黙の了解でした。一緒にいると話がはずんで楽しいけど、僕も彼女からも『結婚』という言葉がなかった。イメージもわいてきませんでしたね」
おだやかな交際

写真はイメージです

 相手の女性も安川さんに似て、おだやかなタイプだったとか。結婚には勢いがつきものですが、「なにがなんでも結婚する!」という気持ちと勢いが不足したのは、お互いに決定打に欠けたからでしょう。性格のいい男性が振り回す悪女タイプを好むように、生活レベルでの刺激が足りなかったのかもしれません。 「でも別れの決定的な理由はわかりませんね」と安川さん。「妻になってほしいという人と知り合って、結婚して。自然な流れで結婚するのが、こんなに難しいとは思いませんでした

最後まで希望は捨てたくない、と語る

 過去のことを振り返りたくないといいながらも、「20代の時に付き合った同僚の女性と結婚していたら、人生が変わっていたかもしれない」とつぶやく安川さんから、弱々しさも垣間(かいま)見えてきます。婚活しながら、自分の描く結婚像も変わってきたそうです。 「子供が欲しいと思ってきましたが、最近は同年代の女性に出会う確率が高くなってきたので、子供が欲しいのかどうかもわからなくなってきました」  やりがいのある仕事を選んだために婚活の時期が遅れ、思い描く結婚から遠ざかったのかもしれないと安川さんは分析しながら、「最後まで結婚に対する希望を捨てないつもりです」と不安を打ち消すように答えてくれたのです。 エリート男性との出会い ところで婚活女性の皆さん。安川さんのように謙虚(けんきょ)な高スペック男性は、婚活アプリや結婚相談所で出会う機会が少ないといえるかもしれません。  ではどこにいるのかといえば、“人脈”がキーワードです。知人からの紹介はもちろんですが、高スペックな男性が集まる場所(ビジネススクール、ハイレベルなスポーツクラブ)を探してみるのが得策といえそうです。  もしも状況が許すなら、法律事務所など「出会いたい職業の男性がいる場」で働くのが、一番自然かつ確実です。ただし適齢期の男性が集まっているかどうかを、あらかじめ下調べすることも大切です。 ―「婚活してる男性」ってどんな人? vol.3― <TEXT/夏目かをる イラスト/三原すばる>
夏目かをる
コラムニスト、作家。2万人のワーキングウーマン取材をもとに恋愛&婚活&結婚をテーマに執筆。難病克服後に医療ライターとしても活動。ブログ「恋するブログ☆~恋、のような気分で♪
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