漫画好きでも、エロ漫画への耐性がある女性は少ない…
「何が辛いって、婚活サイトで出会った女性は僕がエロい漫画を描いている事と、世間的に全く有名じゃない事で引いてしまうんですよね。
この間、食事にこぎつけた40歳の女性も会う前は『漫画家さんなんて凄い! 私、漫画大好きなんです』なんて言っていたのに
僕の漫画が掲載されている雑誌を見せたら一瞬で死んだ目になりましたもん。どうも、もっとおしゃれな漫画を描いているって思っていたみたいで…。

一瞬で死んだ目。
でも、別に僕の漫画を面白いって褒めろって言ってる訳じゃないんです。ただ、エロだったりグロだったりするけど、
僕は僕なりに読者さんに楽しんでもらえるように一生懸命描いているんです。だから『20ページも描いたの? 凄いね! お疲れ様♪』なんて笑顔で言ってくれたらそれで満足なんです。
僕の漫画なんて読んでなくてもかまわないので
…とにかく、優しくして欲しいんです」
最近は、全く興味のなかった平昌五輪を必死で観て、共通の話題として盛り上がらないかな? と頑張ってみたそうですが…。
「全然ダメでしたね…もう、正直ちょっと心が折れかかっていて、同じ残りもの同士…もうちょっと歩み寄ってくれてもいいじゃないか? なんて思うんですよ。はぁ…僕だって本当は若くて可愛い子と結婚したいのに現実を受け入れて、同年代もターゲットに入れてるってのに…」
仕事に理解ある女性とさえ出会えれば可能性はあるのかもしれませんが…来週も、婚活サイトで知り合った女性と食事に行くという斉藤さん。はたして結婚出来る日は来るのでしょうか?
婚活女性も
「大卒」を絶対条件にしていると、専門学校卒や高卒で活躍している男性を見落としてしまいますね。時には思い切り趣味に走って「自分の趣味」「憧れの職業」などをお相手の検索ワードにしてみてはいかがでしょうか。会員数の多い大手の婚活サイトなら、意外と彼のような男性がヒットし、意気投合するかもしれません…!
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「婚活してる男性」ってどんな人? vol.21―
<TEXT/鈴木詩子 イラスト/三原すばる>
【鈴木詩子(すずきしいこ)】
漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。
鈴木詩子
漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。Twitter:
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