「昭和までは、夫が『離婚するぞ!』と怒り出すと、妻が『わかったわ』と夫をなだめるか、あるいは実家に帰って夫が迎えに来るのをじっと待つなど、女性は受け身でした。
ところが、
今は妻のほうが『それなら離婚する!』と夫にはっきり言うケースが増加しているんです」

きっかけは、お金の使い方や子育てのことで、夫婦の間で意見が合わなかったりすることから始まるそうです。最初は売り言葉に買い言葉でも、夫に対して不満があると、次第に妻が「離婚する」というのが口癖になるのだとか。澁川さんはこれを「離婚するするサギ」と呼びます。
「『(妻が言うことに対し)そんなことを言っていない』と夫が反論すると、『言ったでしょ』と妻が言い返して、挙句の果てに『離婚するわよ』。
本当に離婚するつもりはなくても、自分の意見を通すために離婚するすると言う。しまいに『離婚したら、子供に会えないわよ』と言われると、夫はぞっとするんです」
子供を引き合いにされると、ビビるのは夫の方だそうです。
別の事例でいえば、妻が不倫した場合も、澁川さんは、キレたり怒ったりしないようにと、ひたすら夫をなだめるそうです。
「女性は夫が騒ぎ出すと、『わかったわ』と開き直って離婚を覚悟する場合が多い。そのため
夫婦の修復を願う夫には、妻を刺激してはならないとアドバイスします」
これも、昔と比べ妻の立場が強くなったことの現れですね。
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離婚110番 vol.2―
<取材・文/夏目かをる>
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