モサ男がイイ男になって同窓会へ…でも“100%モテない認定”された理由
ユウリさんの話によると、アツシさんは前職で同期だった美女をクリスマスデートに誘ったそう。
「それがもう凄くて、誰もが知ってるような超高級ホテルのディナーに彼女を連れて行ったそうなんです。夜景の見えるフロアですよ。しかも、1回目のデートなのにいきなり指輪を渡して『結婚してほしい』とプロポーズ! 当然、彼女からは振られますよね」
振られたアツシさんの行動は……。
「『あの女、60万も投資してやったのに! 俺になびかないなんてどういうことなんだ!』と地団駄を踏んで怒り狂っていたんです。もう私も、話を聞いていた周りの友達もドン引きしまくりですよ。振られるのなんて当たり前じゃないですか、初めてのデートでプロポーズなんて距離を詰めすぎです」
ユウリさんは、こうしたアツシさんの同窓会での言動を見て、アツシさんの周囲から人波がスッ……と引いていったことが忘れられないと言います。
「どんなにビジネスで成功していても、女の子との距離の測り方についてはやっぱり経験が乏しかったんじゃないですかね。お金や社会的地位をちらつかせなかった分、昔の方がまだマシなんじゃないかとすら思います。ホント、とんでもない勘違い野郎ですよ」
「中身に興味を持ってほしい」と言っていたアツシさんだったが、その肝心の中身が学生時代の“非モテ男”から全く成長していなかったというオチ。いつか、本人が気づく日は来るんでしょうか……。
―シリーズ ドキドキ?ガッカリ?同窓会エピソード vol.7―
<文/小泉ちはる イラスト/やましたともこ>
振られたアツシさんの行動は……。
「『あの女、60万も投資してやったのに! 俺になびかないなんてどういうことなんだ!』と地団駄を踏んで怒り狂っていたんです。もう私も、話を聞いていた周りの友達もドン引きしまくりですよ。振られるのなんて当たり前じゃないですか、初めてのデートでプロポーズなんて距離を詰めすぎです」
ユウリさんは、こうしたアツシさんの同窓会での言動を見て、アツシさんの周囲から人波がスッ……と引いていったことが忘れられないと言います。
「どんなにビジネスで成功していても、女の子との距離の測り方についてはやっぱり経験が乏しかったんじゃないですかね。お金や社会的地位をちらつかせなかった分、昔の方がまだマシなんじゃないかとすら思います。ホント、とんでもない勘違い野郎ですよ」
「中身に興味を持ってほしい」と言っていたアツシさんだったが、その肝心の中身が学生時代の“非モテ男”から全く成長していなかったというオチ。いつか、本人が気づく日は来るんでしょうか……。
―シリーズ ドキドキ?ガッカリ?同窓会エピソード vol.7―
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