今回初めて実施されたヒートショックの危険度の都道府県別調査。都道府県別のヒートショック危険度を表す「ヒートショック予備軍都道府県別ランキングマップ」も公開されています。
ヒートショック危険度チェックシートでチェック数が5個以上ついた
「ヒートショック予備軍」の人の割合が最も多いのは千葉県と宮崎県。
約4人に1人がヒートショック予備軍であることが分かりました。
一方、
ヒートショック予備軍が最も少なかったのは「長野県」で、なんと予備軍は0%という大変優秀な結果となりました。
ヒートショック予備軍都道府県別ランキングマップ 【リンナイ調べ】
ヒートショック危険度の高い県は、
意外にも暖かいと考えられる千葉県、宮崎県、沖縄県など。逆に危険度の低いのが、長寿で有名な
長野県、埼玉県、寒いと思われる北海道などでした。
温かい地方でも、冬は脱衣所の室温が下がるので油断は禁物ということですね。
また、最近よく聞く「ヒートショック」ですが、これを理解し、対策法を知っている人は
わずか2割に満たない結果となりました。これだけ多くの人が亡くなっているのに、認知度が低いのは問題な気がします…。
次に、湯船に浸かる平均時間を聞いたところ、日本人の平均入浴時間は「12.6分」だったそうです。
早坂先生の提唱する安全ラインである入浴時間は「10分」ですが、10分を超える入浴時間の人も約3割いることが判明しました。
Q.湯船に浸かる時間は平均何分ですか?【リンナイ調べ】
入浴時間の長い都道府県ランキング
1位 千葉県 15.5分
2位 山形県 15.4分
3位 茨城県 14.6分
4位 奈良県 14.3分
4位 静岡県 14.3分
都道府県別で結果を見たところ、
日本一の長風呂県は千葉県となりました。一方、入浴時間の短い都道府県は、沖縄県、愛媛県、高知県で、いずれも安全ラインである10分以内でした。
また、お風呂でのぼせた経験があるかを尋ねたところ、「ある」と答えた人は42.9%となりました。「ある」と答えた人に、何分くらいの入浴でのぼせたと実感したか聞いたところ、
「11~20分」と答えた人が最も多い結果に。
のぼせは11分以上で発生しやすいことがわかったそうです。
筆者は湯船につかりながらゆっくり読書をするのが好きなのですが、長風呂には気をつけたほうがよさそうですね…。