商社マンからのプロポーズを断った女性の“人生最大の後悔”とは?
事故や病気が相次ぎ、怖くなってお祓いをうけに神社へ
効果があったのかそれ以降、事故や大きな病気などはありませんでしたが、別れた彼以上の男性にはいまだ出会うことができずにいます。
「30代に入ってから3人の男性と付き合いましたが、相手は独身と言ってたのに妻子がいたり、二股にDVなどロクな連中ばかりじゃなかった(苦笑)。独身であることにあせっていたのかもしれませんが、あまりに男を見る目がない自分に嫌気が差してきます」
その反動からか2年前に最後の彼氏と別れてからはフリーのまま。すでにアラフォーと呼ばれる歳になっていますが、婚活などは一切やっていないそうです。
「あせって同じ失敗をするのも嫌だし、1人はさびしいけど気楽なのも事実。このまま独身でもいいかなって思うんです。
後ろはあまり振り向きたくないけど、彼のプロポーズを断ったのは自分の人生の最大の失敗。もし戻れるものなら彼に返事をする前に連れて行ってほしい。本気でそんなことを考えてしまいます」
海外転勤にかぎらず、国内でも「夫の転勤があると、妻はそれについていくもの」という“固定観念”がまだまだ強いのが現状。夫婦のうち妻の方ばかりが、“仕事か?恋愛か?”の選択を迫られてしまうことに…。
家族の転勤にともなって休職が取れる制度など、もしも企業が柔軟なシステムをとっていたなら、また彼女の人生もちがっていたのかもしれませんね…。
―シリーズ 私の人生の「ドン底」―
<文/トシタカマサ イラスト/真船佳奈>
⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】トシタカマサ
ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。
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