女性誌を研究して服にダメ出ししてくるハイスぺ彼氏。食生活も異常だった…
筆跡アナリストで心理カウンセラーの関由佳です。最近、専業主婦が若い世代の憧れになっていると耳にします。当然、専業主婦になるには夫が高収入であることが必須条件。やはり、今でも婚活市場ではハイスペ男は大人気です。
でも、ハイスペ男の中にも“訳アリ物件”は存在します。
そこで、実際に訳ありハイスペ男と付き合ったことのある“元・婚活女性”に、その驚くべき生態について聞いてきました。
加藤陽子さん(仮名・38歳)が結婚相談所に入会したのは25歳のとき。「付き合っていた彼氏はたいていお金がないヒモ気質な男性ばかり。お金の苦労に疲れていたので、結婚相談所では最大の条件に“高収入”を挙げていました」
20代だった陽子さんは、相談所では人気者! “年収800万円以上”という高条件でも、何人も出会いがあり、ついにT.M.Revolutionの西川貴教似のAさんと運命的な出会いを果たします。体型は細身で、西川貴教よりもかなり華奢(きゃしゃ)でしたが、中性的な顔立ちが印象的な彼に陽子さんは一目ぼれ。会ってすぐに交際が始まりました。
Aさんは大手の一流企業に勤務している28歳。年収は1000万近くあり、しかも実家もお金持ち。丁寧な言葉遣いなどボンボンらしい上品さに陽子さんはカルチャーショックを受けるほどでした。
「今までの彼氏にはそんなタイプ一人もいなかったので、最初は感動してしまいました。所作の一つ一つがまるで王子様みたいだったんです!」
デートはいつもリッチで、夜はいつも高級フレンチのコース。最後はアクセサリーやハイブランドのバッグなどの高価なプレゼントをくれるなど、もはや姫待遇でした。
「いつも彼がデートプランを考えてくれていて、もちろん全部彼のおごり。私は彼の前でお財布を出したことはありませんでした。本当にストレスフリーで、“お金持ちってすごい!”と圧倒されていたのを覚えています。ただ、それは最初だけで……」
そう、数回デートをしてみて、陽子さんは少しずつAさんに違和感を覚え始めていたのです。
結婚相談所でハイスペ男と運命的な出会い
