「C子とは好みなどが似ていたし、残りの2日間は気を使わないで楽しく過ごすことができました。帰りの私たちは別の新幹線に変更して、2人で戻ってきました。それからも、あの2人とは会うこともなく、連絡は一切ありませんでした」
ただし、2人が共通の友人に自分たちが悪者としてあることないことを吹き込む恐れがあると思ったため、旅行後すぐに事情を説明。
その後、案の定2人は友人たちに「翔子とC子に置いてかれた!」、「レストランのキャンセル料を払えとキレられた!」と言うも周りからは自業自得と冷ややかな反応だったとのこと。

大学の卒業式で2人のことを見かけたそうですが、向こうから翔子さんに話しかけてくることなかったそうです。
「どちらもちょっと自己主張が強いタイプでしたけど、ここまでワガママで非常識だとは……。結局、レストランのキャンセル料ももらえなかったし、なにより大学生活の最後にこんな形で友人を失うことになるとは思いませんでした」
卒業旅行に限らず、友達同士との旅行でこうしたトラブルは意外と多いようです。
本人に自覚がなくとも知らず知らずのうちに相手を振り回している可能性もあるため、気をつけたほうがよさそうですね。
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冬に起きたトホホなエピソード―
<文/トシタカマサ イラスト/角侑子>
トシタカマサ
ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。