Fashion

透けるスカートにレギンスを合わせて、ダンサーみたいに軽やかに春へ

モードをリアルに着る! Vol.71/小林直子】

 流行は発信源が数か所あります。

 一つはパリコレクション、ミラノコレクションなどのハイブランドのコレクションで発表されたもの。

 次にストリートと呼ばれる、実際に存在するあるエリアでもう既に一部の人たちによって着たり、はいたりされているものがハイブランドへ影響するケース。

 また映画、テレビ、音楽など、メディアやファッション以外のカルチャーから影響を受けたものなど、さまざまです。

透けるスカート+レギンス

ハイブランドのコレクションやストリート、映画まで…流行の発信源はさまざま ※画像はイメージです

 それらが混ざり合って流行となり、次第に多くの人が着たり、はいたりして、やがてそれがお年寄りや小さな子供まで波及すると、トレンドは終了します。

ハイブランドが提案しても日本ではやらないものは…


 これらの中でも発信力が大きいのはもちろんパリコレクション、ミラノコレクションなど、季節ごとに行われるハイブランドのコレクションです。

 またこのコレクションにおいても、多くのブランドが1つのスタイルをさまざまなバリエーションで、数シーズン続けて発信し続ける場合もあります。


 ただし、どんなにハイブランドが、これが今の気分だよ、これを着ようよと提案したところで、なかなかはやらないものもあります。日本においてはそれがこの透けるスカートです。

 華やかで装飾過多、フェミニンなシルエットと色というトレンドはここ数年ずっと続くもので、その流れを表現するのにふさわしい素材としてシフォンやオーガンジーが選ばれるようになり、ファッションの世界ではブラウスもスカートも透けていて当たり前、全く問題がない、という感じなのですが、日本ではこの透けた素材のアイテムのものを選ぶ人は本当に少数です。


ディオールが提案する透ける素材のスカート+レギンスのルック


 なぜ少ないのかというと、理由は簡単で、透けて見えるということに抵抗があるからでしょう。

 確かにここ数シーズン、「下着のパンツまで見えて当たり前」なルックも多く提案されており、さすがにそれでは実際には着られないと思わざるを得ません。けれども、そこまで完全に透けるものではなくとも、時代の気分を味わうという意味で、何かしら工夫して透ける素材のものを着てみるのも悪くないと思います。

 そんなことを考えているところに出てきたのがこのディオールの透ける素材のスカート+レギンスのルックです。


コンテンポラリーダンスのような型にとらわれない自由さを!


 2019年春夏のディオールは、マーサ・グラハム、イサドラ・ダンカンといったモダンダンス、そしてコンテンポラリーダンスのピナ・バウシュにインスパイアされたもの。


 クラシックバレエではなくモダンダンス、コンテンポラリーダンスというところがみそで、これは一般的に考えられているロマンチックで女性的なものではありません。

 モダンダンスもコンテンポラリーダンスも基本的にはトウシューズをはきませんから、これはバレエよりももっと地に足の着いたもの、そしてより人間的で、型にとらわれない自由なものであるということを示しています。

目立たない色のレギンスでダンサーのような軽やかさを表現


 取り上げたこのルックは、オーガンジー素材のプリーツスカートにメッシュのレギンスを合わせるというスタイル。よく見ると、中にショートパンツをはいています。


 レギンスを好む人は多いので、このルックのようにスカートの下にレギンスをはくのであれば、難易度の高い透けるスカートもごく普通にチャレンジできるのではないかと思います。

 まずは透けるスカートを探しましょう。裏地がついたシフォンやオーガンジーの透けるスカートならもうあちこちで売っていますので、好きなものを選べばいいでしょう。

透けるスカート+レギンス

まずは透けるスカートを探そう ※画像:WEAR

 次にそれに合わせるレギンスです。なるべくダンサーのような軽やかさを表現したいので、マットな黒ではなく、このディオールのようなメッシュか、薄いグレーやベージュなどの目立たない色を選ぶといいでしょう。

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シューズもダンサーテイストにするには?

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