サイトトップに表示される「商品のイメージ写真」は、正しく商品を見せるというより雰囲気を良く見せるもの。それだけで決めると、失敗することが多いです。例えば、チュールスカート。イメージ写真では非常にボリューミィで可愛らしい印象を受けたけれど、実際に届いた商品はチュール素材のボリュームがめちゃくちゃ少なかった…なんていう経験、ありませんか?

コレは、イメージ写真でモデルの女性が、スカートにふんわり空気か出るように動きのあるポージングを取っているからです。くるっと回った瞬間を撮影すれば、本来ボリュームのないスカートもボリュームがあるように見えます。このように1枚の写真のイメージだけで即決すると失敗を起こしやすくなるので、
必ずモデル着用写真以外に、商品単体(できればトルソー着用もチェック)し、写真を拡大して素材チェックまで行ないましょう。
また「実寸」はお洋服の実際のサイズです。トップスやボトムにしても、
体のサイズより+2cm以内のサイズ感であればジャストフィットした着こなしになります。フリーサイズの服は、買ったものの、服が大きすぎたという失敗があるので実寸で正しくサイズを判断すると良いですよ。
先程の「座布団スカート事件」での学びから、気になるパーツに関する服を通販で買うのは基本的にオススメしません。上手にカバーしてもらうには、サイズだけでなくデザイン、素材もピタッとハマる必要があり、実際に着てみないとどうしても“一か八か”になってしまうからです。実店舗のあるブランドの通販なら、お店で試着するのも手。
あとは皆さんもチェックしているであろうクチコミの他、SNS(ファッション系でもそうでなくても)の投稿も参考になります。
ぜひ、コレらのポイントを参考に入念なリサーチのもと、楽しくお買い物をしてくださいね。
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この1年で私が買ってよかったもの&わるかったもの―
<文&イラスト/角 侑子>
⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】角 佑宇子
(すみゆうこ)ファッションライター・スタイリスト。スタイリストアシスタントを経て2012年に独立。過去のオシャレ失敗経験を活かし、日常で使える、ちょっとタメになる情報を配信中。2023年9月、NHK『あさイチ』に出演。インスタグラムは
@sumi.1105