交際中は週に2回、彼の家に泊まりに行っていたという涼子さん。結婚までに会った日数はわずか14日ほどというスピード婚でした。
その後2人で住む家が決まり、引っ越しすることに。ところがこの引っ越しの日から違和感を感じる出来事が起こります。

「引っ越しの日、生理になった私は実家で自分の荷物を引っ越し屋さんに預けた後、しばらく動けずにいました。
彼との新居は実家から電車で1時間。普段なら有休をとるほど生理痛が重い私は、少し落ち着くまで無理かもと思い『
ごめん、生理痛が重くてしばらく動けなさそうだから午後にそっちに向かうね』と彼にLINEしたんです。
すると彼からは『
いいけど、こっちもわざわざ仕事休んで都合あわせてるんだから、その辺は理解してねー』との返事が……。いや、午後に行くと言ってるし、そもそも私の荷物なんてダンボール5つぐらいなんですよ。
彼の方が何十倍もの荷物があるし、絶対に私のほうが早く片付け終わるよね? そう思ってちょっと腹が立ったというか何言ってんだろう? と思いましたね。その時の違和感をきっかけに徐々に彼の性格が見え始めたんです」
涼子さんが感じた彼の本性。それはパートナーに対するマウンティング、そしてモラハラでした。
「何かにつけて揚げ足を取るというか……自分が優位に立っていると思っているんでしょうね。私が年上なのをいいことに『ババア』呼ばわりしたり、『
今日のメイク、ブスに見えるよ』『
服がダサイ』など……。
ひどいときは義親や私の両親と食事したときに『
コイツ、年上なのに全然家事やらないんだよね』とけなされることもしょっちゅうありました。私は仕事をしながら家事もしていて、全然家事をしないのは夫のほうなのに……と正直不満はたまっていましたね」
こうして夫に対する不満が徐々にたまっていった涼子さん。そして、ついに決定的な出来事が起きてしまいます。