「私が仕事で疲れて寝ているときに、酔って帰ってきた夫がベッドに入ってきたんです。私は乗り気じゃなかったのですが、ほぼ強引にさせられました。しかも避妊をしてくれなくて……。子供は欲しかったけれど、その時の私は仕事で大きな企画を任されたばかり。
しばらく子供を作る余裕はなさそうと彼にも伝えていたので、信じられないという思いと同時に怒りが沸いてきました」

翌日、婦人科に行き、アフターピルを処方してもらったそうですが、その時「
私は本当に夫との子供が欲しいのか?」という疑問が沸いてきたといいます。
「普通、愛する人だとったら自然に身を任せて子供を作るという考えもあるじゃないですか。それを自ら拒んでいる自分がいて、夫のことを生理的に無理になってきていることに気付いたんです。それからは本当にダメで、今までは気にならなかった夫のニオイを臭いと思うようになっちゃって。
夫が横になった後のソファーに、消臭スプレーを撒いている自分がいましたね……」
それからしばらくして、涼子さん夫婦は離婚。入籍からわずか1年のスピード離婚でした。
「でも、うちの親は離婚に反対はなかったようです。やはり、夫が家族の前で私のことをけなすのを良く思っていなかったみたいですね」
離婚して1年、現在は新しい彼ができたという涼子さん。しかし、以前のように結婚に対しての焦りはないといいます。
「結婚する前は、結婚イコール幸せだと思っていました。でも今はこの人と一緒にいることが幸せだと思える人と結婚したい」という涼子さん。回り道はしてしまったけれど、次こそは本当の幸せを掴めそうです。
<文/結城>
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ライター・社会取材系。子育てや家庭問題、現代の生きづらさなど、社会の現実に根ざしたテーマを取材し、読者に考えるきっかけを届ける記事を執筆。