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立ち話好きの年配客に困る、鍼灸の受付女性「どうすりゃいいんだ~」

カスタマーセンターにきた理不尽クレーム

 最後は携帯電話のカスタマーセンターで働く恵里菜さん(仮名・23歳)。理不尽なクレーマー客が特に多いともいわれる携帯電話業界ですが、最近起きた特にひどかった客について聞いてみました。
カスタマーセンターでクレーム対応に追われる女性

写真はイメージです

「新しくスマホを変えた人に特に多いのはパスワードが分からないというものなのですが、この前の客には参りましたね……。声の感じからして50代くらいの女性だと思うんですが、『スマホを新しくしたのにパスワードが分からない』と言うんです。  こちら側がパスワードを調べることや開示は一切できないので、お客様で対処する方法を説明すると『もらったスマホだからできない』と言い出したんです。 『じゃあ、スマホをくれた人にパスワードを聞いて初期化してもらってください』と言うと『くれた人が外国人で言葉が分からない』とわけの分からないことを言い出したんです!」

押し問答の末、上司から本社へパス

 その後、理不尽なクレーマーにどのような対処を取ったのでしょうか。 「後で他の社員に聞いて気付いたのですが、もしかしたらそのスマホは盗品なんじゃないかと言っていましたね。それでも女性は延々と『パスワードを調べろ』と言ってくるので、こっちも『私達のほうではできかねます』と言って押し問答……。  最終的には向こうが怒り始めて『それがお前らのやり方か!』『本社にクレームのを入れてやるからな!』と怒鳴り散らしていました。その後、上司が代わってくれたのですが、本社でもまったく同じ対応をすると思うのでさすがの上司も塩対応でしたね」  もはやクレーマーを越えて犯罪の匂いがしますが、このような信じられないモンスター客がいることも事実です。たとえカスタマー側に悪気や意識はなくとも、店側からすれば迷惑……ということもあるのかもしれません。私達、客側も少し意識を変えるだけでカスハラという言葉はなくなるのかもしれませんね。 ―シリーズ・モンスター客図鑑― <文/結城> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
結城
男女観察ライター。鋭い視点で世の男女を観察し、 夫婦問題からイタい火遊びまで、幅広いエピソードを華麗に紡いでいく。Twitter:@yuki55writer
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