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サウナは美容に効果的?家のお風呂との違いに衝撃

 みなさん、サウナは好きですか?
サウナ

※写真はイメージです

 心にも体にも良いとされ、サウナ好きを“サウナー”と呼ぶなど広く知られるようになりました。 「熱いし苦しいし、そんなに良いもの?」と思う女性もいるかもしれません。でも、サウナが美容に効果的だと知ったら、それでも興味がないと言い切れますか?  そこで今回、美容皮膚科シロノクリニック、横浜院の牧野輝美先生に取材を決行。キレイになるためのサウナやお風呂(温泉)の本当の入り方を余すことなく教えてもらい、同時に天然温泉施設「テルマー湯」さんに協力いただき、血流アップ効果の実証実験をしてみました。

皮膚科医直伝!サウナ浴でキレイになるための3つのポイント

 サウナによる美容効果にはどの程度期待できるのか。また、入り方に注意点はあるのか。牧野先生に話をきくと、3つのポイントが見えてきます。 ●ポイント1:サウナは適度に入る! 「サウナの1番の美容効果は、血流が良くなることです。血流アップによってくすみが改善し、細胞自体が活性化。免疫力アップも期待できます。またサウナに入ることで交感神経のスイッチが強制的にONになるので、結果として自律神経が整う効果があります」(「」は牧野輝美先生。以下、同じ)  サウナに入ることで感じられる快感を「整う」と表現しますが、物理的な効果として自律神経が整うそうです。 「しかし、美容(血流アップ)の観点からいうと、何回も繰り返して入る必要はなく、15分程度で効果はあります。また高温のドライサウナでも入りやすいミストサウナでも、血流アップ効果に違いはないので、無理しないことが大切です」  サウナは心臓への負担もかかるため、苦しさを耐えぬくサウナ浴はむしろNGです。 ●ポイント2:外も中も潤いで満たそう! 「重要なのは正しい入り方よりも、水分不足への配慮や、その後の保湿だと思っています。よく入浴後すぐに保湿しないと肌の水分量が低下すると言われますが、最新の研究では入浴後1時間位までなら、いつ保湿をしても効果は変わらないとされます。湯上がりはゆっくりボディケアをしてOKです」
水分補給

※写真はイメージです

 美容の大敵は体の中も外も乾くこと。ちなみに入浴後に肌が乾燥していると感じた時は、体内の水分自体が足りていないとか。20~30分毎に1回は水分を取りましょう。 ●ポイント3:サウナが嫌いなら浴槽入浴でもOK! 「サウナに耐えられない方は、浴槽入浴でもOK。そもそも温泉成分には、種類に限らず肌に良い成分が入っているといわれています。また水圧によるむくみ改善も期待できますので、苦手な方は湯船を利用しましょう」  時間はかかるものの、入浴でも血流アップ効果はあるといいます。ただし、セルライト除去が目的ならば知っておいた方がいいことも。 「セルライト除去のために温冷浴を取り入れる方もいますが、適切ではありません。お風呂の効果はあくまでも血流アップ。セルライトへの効果はありません。  ただ、温冷浴をすると基礎代謝のさらなるアップには効果的なので、ダイエット目的の方も、無理のない範囲で取り入れてはいかがでしょう」  目的に合わせて、お風呂にするのかサウナにするのか。はたまた水風呂を活用するのか、考えてみましょう。

本当にサウナは美容に効果的なのか?実験してみた

節約 サウナの美容効果について、血流の話を中心に教えてもらいました。ただ疑り深い筆者は思うのです。「本当に、サウナには美容の観点からお金をかける価値があるのか」と。1回2000円~3000円ほどの出費になるスーパー銭湯は、そう気軽に通える金額でもありません。  そこで、本当にサウナの血流アップ効果があるのか実験を実行。新宿三丁目にある『テルマー湯』に協力いただき、自宅でのシャワー浴、自宅での浴槽入浴、そしてスーパー銭湯でのミストサウナ浴、それぞれ15分を堪能した後の血流量の変化を比較してみました。
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実験結果は…?
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東京新宿天然温泉『テルマー湯』
都営新宿線、東京メトロ丸ノ内線・副都心線 「新宿三丁目」駅E1出口より 徒歩約2分。
JR線「新宿駅」東口より徒歩約9分
東京メトロ副都心線・都営大江戸線「東新宿」駅A3出口より徒歩約9分
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