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貧乏ギタリストの彼氏を捨てて大正解、意外なとこから幸運が舞い込んだ

 好きな彼の夢は応援したいもの。たとえそれがかなり困難でも、一生懸命尽くすことが彼への愛情表現だと思っている人もいそうです。  でも、時にはうまくいかないこともあります。今回は、そんな彼氏のために一生懸命な彼女に起こったエピソードを紹介します。

大学の学園祭で一目惚れした彼

大学の学園祭で一目惚れした彼

写真はイメージです。(以下同じ)

「彼の痺れるような演奏に心を奪われたんです」  そう話すのは、今回お話を聞いた加奈さん(仮名・33歳)。その昔、大学の学園祭で一目惚れしたかっこいいギタリストがいました。ルックスも音楽性も加奈さんの好みで、学園祭が終わってしばらくしてから人生初の告白をし、二人は付き合い始めたそうです。 「飲食店でアルバイトをしながら楽曲作りに励んでいる彼を、心から応援していたんです。ずーっと鳴かず飛ばずでしたが、諦めないその姿もまた素敵に見えていたんです」  加奈さんは大学卒業後に大手百貨店に就職し、休みの時は彼のデモ楽曲を編集したり、バンドのウェブサイトを作ったりで、365日フル回転だったそうです。

少し有名になって浪費癖が加速

少し有名になって浪費癖が加速 20代を間もなく終えようとする彼に、朗報が飛び込みます。デモソングを送るかたわら、ライブ審査があるコンテストにも応募していて、なんと入賞した彼。1年前に加奈さんと一緒に歩いた湘南海岸での思い出を作詞作曲したものだったといいます。 「優勝とはいきませんでしたが、地元ではそこそこ有名なコンテストだったので入賞することはとても大きな意味を持っていたんです」  それからは少しずつファンも増え、彼の知名度は上がっていきます。彼の努力が報われたことに初めは喜んでいた加奈さんでしたが、メジャーになっていく彼に困った一面が見え隠れしはじめました。 「元々お金を使うことが好きな人でしたが、次第に浪費癖が度を越すようになっていきました。身の丈に合わないほど高価なギターをローンを組んで買ってきた時には流石に絶句しました」  金銭面だけではなかったようです。透き通るような彼のボーカルとエッジの効いたギタープレイに、黄色い歓声が止むことはなく、多くの女性が彼の虜になるにつれ、女性関係もルーズになっていきました。
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気がつけば30代前半に、報われない生活に嫌気
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