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1回も会わずフルリモートで交際スタート!男性側に聞く、どこに恋した?

 恋愛ジャーナリストのおおしまりえです。
オンライン

※写真はイメージです

 猛威をふるう新型コロナウイルス。緊急事態宣言の延長が囁かれるこの頃ですが、恋愛&婚活真っ只中の人たちは、人となかなか会えない状況にやきもきしていることでしょう。恋愛は不要不急ではないという意見もありますが、人生において大きく後回しにはできない重要なトピックスでもあります。そんな中、フルリモートでの恋愛をスタートさせた男性に話を聞くことができました。  都内で一人暮らしをするyさん(28)。4月頭、オンライン合コンで知り合った女性とオンラインデートを重ね、一回も会わずに交際をスタートさせたといいます。会わないで付き合う? そもそも会わないで恋心は芽生えるのか? 気になるリモート恋愛事情を聞いてみました。

オンラインで出会ってから恋に落るまで

 yさんと彼女が出会ったのは、友人が企画したオンライン合コンでした。4対4のメンバーがZoomに集まり、普通の合コンと変わらないノリで会は行われたそうです。 「その合コンで、彼女は慣れないオンラインの場でも雰囲気を盛り上げてくれたりと、気遣いができる感じがありとても好感が持てました。流れとしては、合コン→LINE交換→メッセンジャー→毎日1、2時間の電話といった感じで、どんどんコミュニケーション量が増えていきました」(yさん。以下同)  yさんいわく、オンライン合コンをする場合6人くらいがベストとのこと。またファシリテーター的な場を回す存在がいないと、どうしても傍観モードになる人が出てくるのがオンラインの難しいところだと話します。 「正直、毎日電話をするなかで、僕自身は『そろそろ会いたいなあ』と伝えました。でもそのタイミングで都知事から『さらなる自粛を』とコメントが出たり、土曜が大雨だったりして、なかなか叶わず。これは今会うなという神のお告げだと思い、自宅で12時間のリモートデートを試みることにしました」

「会わなくても好き!」決め手はどこにある?

 12時間のリモートデート。言葉の通り、朝起きてZoomをつなぎ、そこから1日中基本的に回線は繋ぎっぱなし。5時間ほどは『グータンヌーボ2』と映画を一緒に鑑賞し、7時間はほぼ会話。2時間ほど買い出しなどの空白時間を設けながらも、オンラインデートを続けたそうです。 「付き合おうと思った決め手は、12時間会話していても中だるみせず、ほぼ自然に喋り続けられた点かなと。オンラインの会話って、リアルよりも難しさがあると思います。だからオンラインで12時間不満なくやり取りできる関係なら、会っても間違いないだろうと確信しました」  ちなみにyさんは、普段のデートは行く場所や食べる物によって、テンションのアップダウンがあるそう。しかし家でのリモートデートは、最初から素の状態でお互い一緒にいて楽しいかが確認できて良いと話します。 「ただし、実際会った際に生理的に相手の何かが受け付けないという場合もあると思います。そのため告白するときは『30日のクーリングオフ制度があります!』って言いました。もし会った際にダメな要素があっても、無理せずきちんとお互いが継続するかを決められるような制度を設けたのも、告白が受け入れられたポイントだと思います……まあ、実際はそんなこと考える余裕がなくて、とっさに口から出ただけなんですけど(笑)」  yさんはこれを「サブスクの無料お試し期間のようなもの」と例えます。恋愛も試用期間制度がある時代。けっこうアリかも!
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会わないからこそ意識的に行ったこと
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