お金がなくても英語は独学できる。ヒット本『英語日記BOY』がすごい
勉強は「やると夢が叶うポジティブなもの」
新井さんは、金銭的なハードルがありながらも、それをバネに英語学習の環境を自分で作り、夢をかなえられるだけの英語力を身に着けました。 同じく英語を勉強していた私ですが、新井さんとは正反対なタイプで、親にすすめられるまま語学留学をし、月謝が高額な英会話教室に通いました。けれども、なぜか英語の勉強がどんどん苦痛になり、「何のために勉強しているのか」自問自答するようになりました。 そんな私も、「英語で何をしたいのか」がわかり、ようやく本気で勉強するようになりました。費用面で親に頼らず、お金をかけずに工夫することで、むしろ勉強が楽しくなったのです。 目指していた、海外の映像の翻訳・制作分野で、英語を使う仕事に就くこともできました。私は「英語がぺラぺラ」ではありませんが、「英語というツールを身に着け、希望を叶えた」という達成感を得られたのです。 私が英語を学習していた20年以上前の頃は、スマホもSNSもない時代。ですから、普及し始めたばかりのインターネットを使って海外の英語サイトにアクセスする、または衛星放送で海外のニュースを視聴するくらいでした。 学習法や目指すものは人それぞれだと思いますが、この本を読んで共感するところは多々ありました。特に、勉強は「やらなければならないネガティブなもの」ではなく、「やると夢が叶うポジティブなもの」という新井さんの言葉に深く納得。 あと数年で英語学習を始めることになる自分の子供にも、この言葉をいつか伝えようと思っています。 <文/青山文>
青山文
某放送局に勤務していたとき、いきなり思い立ってヨーロッパに語学留学。帰国後はウェブ業界に入り、現在は主に海外ニュースの記事を編集&執筆。ときどき話題の商品レビューや子育てにまつわる失敗談なども書いています。反抗期真っ盛りの小学生の息子と日々格闘中。


