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秘密のポエムを教室で朗読させられた夏…SNSがない時代の赤っ恥

友達とのナイショ話が、まさかの両親に筒抜けだった

 夏休み中もずっと“暗号FAX”で超盛り上がっていた草間さん。でもある日、突然母親が『好きな男の話でFAX用紙を無駄遣いするな!』と部屋に怒鳴り込んできました怒る母「FAXに書かれているのは暗号だけのはず。なぜ内容が知られているの!? と混乱していたのですが、『FAXのところに教科書が置きっぱなしになってたわ! ページの頭文字にご丁寧に○も付いてたし』と言われました。しかも父親もとっくに暗号の仕組みを理解していたらしく、2カ月間こっそり“娘と友達のヒミツのやり取り”を一足早く解読して楽しんでいたとか。もう恥ずかしくて恥ずかしくて……」  暗号でやりとりした中には、青春大爆発なポエムなどもあったそうです。それを親に見られていたと思うと、確かに色んな意味で相当恥ずかしいかも……。  しかし、それだけでは終わりません。

カンニングを疑われ、クラスみんなの前で暗号を朗読

「休みが明けて学校が始まったのですが、掃除の時間に、私と友達が教室内でも回していた“暗号で綴られた手紙”が先生に拾われてしまったんです。しかもタイミングが悪く、その日は定期テスト期間の真っ只中。暗号そのものも“P○の○”とテストのカンニングの答えを連想させるような作り方だったので、職員室に呼ばれたり、クラスで問題になったりとにかく大変で……」  友達と二人、クラス全員の前に立たされて暗号を強制的に解読&音読させられた草間さん。  国語の教科書を片手に解読して身の潔白を証明しましたが、そのときその手紙に書いていたのは「恋人にフラれた気持ちを綴ったポエム」だったのです。 ポエム朗読「ポエムを大勢の友達の前で朗読させられるとか、もう相当の拷問ですよ……!完全オリジナルではなくて、当時好きだったあゆ(浜崎あゆみ)の『A Song for XX』という歌詞を借りて、そこに主語を自分にして書き足していたんです。  例えば、『(理央は)いつも強い子だねって言われ続けて ~中略~  そんな風に周りが言えば言うほど (理央は)笑うことさえ苦痛だよ……』  もう、想像を絶する恥ずかしさでした」  歌詞の朗読だけならまだしも、自分の名前を主語にした部分が痛みを倍増させています。さらに、歌詞の合間には、(この失恋は自分を磨くためのスパイス☆)(むしろありがとう☆)となんとも痛々しい文章もあり、それも含めてすべて朗読させられたとか。担任の先生、鬼ですね。
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変なあだ名をつけられてしまい…
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