1日10回で“全身痩せる”神スクワット、フェイスタオルを用意しよう
「ビキニフィットネス」。聞きなれない言葉ですが、『筋肉をつけて24時間代謝を上げる!働きながらやせたい人のための「食べまくりダイエット」&「超時短ゆるガチ筋トレ」』(安井友梨(著)/松久貴晴/髙西文利(監修)、東洋経済新報社)の表紙を見れば一目瞭然。「ビキニフィットネス日本1位」の著者、安井友梨さんは究極のグラマラスボディ。
ちなみに「ビキニフィットネス」とは、ボディビル競技の中でも比較的新しく、トレーニングで鍛えた美しいボディラインを競う競技です。
この神々しい体が、1日10分のメソッドで完成するのです。しかも安井さんは現役のエリート銀行員。「働きながら理想の体になる」が安井式のテーマですが、これができたら苦労しませんよね。
本書によると、やせるための鉄則は「1.体の『飢餓状態』をつくらない」「2.食べたものを、すぐに吸収させない」「3.食べすぎたら、48時間以内にリカバリーする」。
飢餓状態というのはつまり、空腹状態にしないということでしょうか。なんと安井式は「理想は1日6食」。その人の体に合わせたカロリーを分配して食べる、という方法です。
たとえば「30~49歳 女性 1日の活動レベルは3段階中1(低い)」だと、エネルギー必要量は1750calになります(本書より抜粋)。これを6等分して食べればいいのです。と簡単に言うけれど、それこそ働いているから無理!ですよね。
お弁当箱やおにぎりを小分けにする、バナナやナッツ類を持ち歩く等々、多少工夫はできると思います。何より、空腹によるストレスが軽減するので、1日6食、もしくは4~5食に分けてみるのも一考です。
私が本書に好感を持ったのが、ストレスを徹底的に排除している点。通常はダイエットの敵とみなされてしまう糖質も、本書では「集中力を切らし、ストレスの原因となる『糖質カット』は、絶対しない!」。これは私の経験ですが、糖質を減らしすぎて低血糖になってしまい、めまいや貧血を起こしました。当然、仕事にも身が入りません。それに糖質に代表されるお米やパンやお菓子は、癒しにもつながるじゃないですか。
とはいえ、太る原因の筆頭も糖質。本書では「スローカロリー習慣」を提案。いわゆる食事の仕方で、「1.野菜、海藻、きのこ類など」「2.タンパク質中心のメインのおかず」「3.ご飯やパン、麺などの炭水化物」の順序で食べるということ。これ、私も実践していますが、確かに太りにくくなりました。
ご紹介した食べ方のルールだけでも、体は変わってくるはず。次はいよいよ筋トレです。
やせるための3つの鉄則
糖質カットはストレスの元

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