スウェットのきれいめコーデのコツ。通勤服にもなる|スタイリスト亘つぐみ
ファッション誌やCMのほか、数々の芸能人、モデル、人気ドラマのスタイリングを手掛けるスタイリストの亘つぐみさん。インスタグラム(@tsugumiw)で披露しているご自身のファッションやライフスタイルも、多くの女性から支持されています。
亘さんのコーディネートは、どれもシンプルで洗練された華やかさがあります。還暦を迎えても、なおパワフルに、自由に毎日を楽しむ姿が印象的。
そんな亘さんが「体型が崩れてきた、お金がない、センスに自信がない…」などといった悩みを抱える女性に、少しでも前向きにおしゃれを楽しめるコツや秘訣を伝授。
第2回目は、「今月のつぐみさんの着こなし解説」です。
【第1回目はこちら】⇒「ネックレスは重ね付けが旬!」スタイリスト・亘つぐみ、今月のお気に入り
――古着のスウェットをかわいいと思っても、そのまま着るとなんだかみすぼらしい感じになってしまいます。
亘つぐみさん(以下、亘)「首もとに、スカーフを巻くのがおすすめですよ。それから、たとえばシルクのボウタイブラウスを下に着て、首もとからリボンをのぞかせる。シルクのボウタイブラウスは袖にカフスが付いているはずなので、袖を巻くってカフスを見せるようにする。そうするだけで、全然印象が変わります」
――重ねる素材に光沢があったほうがいいですか?
亘「いえ、コットンでもいいと思いますよ。質のいいシャツを選んで、あえて衿をグッと高く持ち上げて出したり。ただ出すだけじゃなく、コントラストをつける。それが、こなれて見えるコツだと思います」
亘「スカーフとか、気に入ってる大判のハンカチでもいいですが、ラフにクシュッとさせて首に巻くだけでニュアンスが出ます。柄でも無地でもOK。結び目は前でも後ろでも、好きなように。こうすることで首まわりの浮きがなくなって、さみしさがなくなるでしょう?」
――なるほど! 心許ない感じを消すようにすればいいんですね。
亘「そう。ここにパールやチェーンなどのネックレスを足してもかわいいですよね。また、わたしがよくやるのは、インナーにタートルネックのカットソーを着ること。いまはシースルー素材も流行っているので、そういった透ける素材のタートルを重ねてもかわいいですよ」
大人っぽいスウェットの着こなし方
手持ちのハンカチでアレンジ

1
2