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医師で3児のママ・内田舞さん「『ドラえもん』のしずかちゃんがきっかけで渡米しました」

いまだに、医学部の入試差別は「必要悪」?

 内田先生が北大に在学していたのは2000年初頭。今は変わったのかというと、そんなことはありません。医師の中で女性の割合は右肩上がりではありますが、それでもまだ21.9%(2018年「医師・歯科医師・薬剤師統計」)。  2018年には、いくつもの医大で、女子受験生の点数を不当に下げて不合格としていたことが発覚しました。  現役女子医大生のGさんは、こう言います。 「授業や実習中でのキツい下ネタ、女性だから外科は難しいという風潮などは、現在でも見られると思います。  私が入試を受けた年がちょうど不正入試が取りざたされた年で、大学入学後に別の大学の繰上げ合格や返金の連絡が来た人が多々いました。なのに現状に対して問題意識を感じている女性の医師や医学生もあまり多くない。  不正入試問題が取りざたされた際も、『入試差別は必要悪だ』と言っている女性の学生・医師の方が多かったようにも思います」  これでは、日本に絶望して、海外へ飛び立つ女性は少なくないでしょう。  近日公開予定の後編では、3人もの子育てと仕事とをなぜ両立できるのか話を伺います。 【内田舞さん プロフィール】 小児精神科医、ハーバード大学医学部assistant professor、マサチューセッツ総合病院小児うつ病センター長、3児の母。2007年北海道大学医学部卒、2011年Yale大学精神科研修修了、2013年ハーバード大学・マサチューセッツ総合病院小児精神科研修修了。日本の医学部在学中に、米国医師国家試験に合格・研修医として採用され、日本の医学部卒業者として史上最年少の米国臨床医となった。趣味は絵画、裁縫、料理、フィギュアスケート、スキー。子供の心や脳の科学、また一般の科学リテラシー向上に向けて、発信している。 Instagram: @maimaiuchida Twitter: @mai_uchida <文/和久井香菜子>
和久井香菜子
ライター・編集、少女マンガ研究家。『少女マンガで読み解く 乙女心のツボ』(カンゼン)が好評発売中。英語テキストやテニス雑誌、ビジネス本まで幅広いジャンルで書き散らす。視覚障害者によるテープ起こし事業「合同会社ブラインドライターズ」代表
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