もちろんすべてのメンズのパンツをはいてこの感覚が味わえるわけではないでしょう。
モノづくりに対する真摯な姿勢、素材の選択とそのデザインの相性のよさ、丁寧な縫製と仕立て、そしてこれを今回紹介するALTIMAのように「皆が幸せになれる洋服づくり」をしているブランドから手に入れたことで、この感覚が呼び覚まされたのでしょう。
これはたぶんメンズの服が持っている力。それは着る人のジェンダーに関係なく、発揮されるものなのだと思います。
そういえば、物語の世界では、サファイアもオスカルもポーシャも何かと戦うとき、何かを達成したいとき、メンズの衣服を着て挑んでいましたっけ。
手塚治虫の漫画『リボンの騎士』に登場する少女サファイア
(※画像:Amazonより)
何かのために勇気を出して行動しなければならないとき、メンズの服は助けになってくれるでしょう。なぜなら、真摯な姿勢で作られたメンズウエアには着る人を助ける力、鼓舞する力が祈りのように込められているから。私の周囲のメンズを選ぶ女性たちも、何かに奮戦して、結果を出している人ばかりです。
選択肢は広がりました。借りる相手がいなくても問題なし。着たいと思ったら、自分の意思で買えばいいだけ。それを見て魅力を感じるかどうかは相手の問題で、私たちがコントロールできるものではありません。だからそんなことは気にしないで大丈夫。
思えば私も今年の夏は、長年の因縁の対決が再び勃発。どうりでメンズのオーダーシャツばかり着ていたわけです。戦いは最終章へ。引き続き、メンズのアイテムを着用予定です!
ALTIMA HI-COUNT GABA BAGGY PANTS 9900円
(在庫の有無はメーカーへ確認してください)
<文/小林直子>
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