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女性がストーカーになる時。被害男性たちの声「人生を狂わされた」

「あの2人は不倫している」

ストーカー

写真はイメージです(以下同)

 翌日、木村さんが写真とともに「あの2人は不倫している」と周囲に吹聴し、山内さん以外のスタッフは全員離反。かろうじて当選したものの、この時を境に谷川さんと山内さんの力関係が逆転した。 「山内さんは地元に人脈があり、選挙に勝つためには必要でした。怒らせて木村さんの撮った写真を拡散されるのも怖かった」  谷川さんを支配できると気づいた山内さんの行動は徐々にエスカレート。「私に任せろ」と言っては谷川さんを操作するようになり、驚くべきことに、谷川さんの妻と母親さえも籠絡(ろうらく)して「京都のことはすべて山内に任せる」という合意書にサインさせたという。  そして玄関ドアに「一緒に住むと約束していたのに」と真っ赤なマジックの貼り紙をされたり、殴る蹴るの暴行まで受けた。留守電には「お前、なに無視こいてんねん」「さっさと連絡しろ、ボケ!」などの罵声が、一日に60件以上入った。

警察に相談するも……

 心身ともに疲弊した谷川さんが京都府警に相談するも、その対応は予想外のものだった。 「加害者との間に性的関係がない場合、ストーカー行為にならない」  警察の認識はストーカー防止法に則ると完全に間違いなのだが、谷川さんがその後20回ほど訴えても最後まで受け入れられなかった。  一方、山内さんは谷川さんの事務所を退職後、大手週刊誌に事実無根の情報をタレこんだ。それが冒頭の記事だという。  谷川さんは精神に不調をきたして入院。親戚からは絶縁され、義理の両親は「あんたの父親は悪い人間や」と子供に教え込んだ。そして妻からは、議員の任期満了と同時に離婚を切り出された。  山内さんには「公金を不正利用した」と市民団体を通じて訴訟を起こされたが、裁判所は谷川さんの言い分を全面的に認めた。 「彼女は、僕が死ぬことを望んでいるのだと思います」
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20歳ほど年上の同僚につきまとわれた男性
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