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宝くじで3000万円当てて退職した女性。半年で貯金ゼロ、夫にも逃げられたワケとは…

夫から離婚を切り出され、どん底に…

離婚 一時期の夢はすぐに過ぎ去ります。 「もう今まで通りの生活には戻れなくなりました。仕事に復帰することはできず、その後はパチンコ通い。貯金も0に近く、当時の夫に頼りながら過ごしていました」  夫からの援助を受けていたのも束の間、さらに現実を見ることとなります。 「ある日、夫から突然離婚を切り出されました。私の変わりようにうんざりしたと伝えられ、初めていかにお金に踊らされていたかを知りました」  環境が変わると知らぬ間に人は変わるもの。そして気づいた頃には遅い場合もあるのです。石井さんは、その後夫と離婚。両親の家に居候します。

地元では悪い噂が広まってしまった

 宝くじに当選した当初は、気前よく接していた石井さんですが、結局所持金は0円に。 「両親からの援助がないと一人で過ごせないことは知っていました。ですが、とても情けなくて仕方ありませんでした」  大金を使い果たし、賭け事に依存。そして離婚した石井さん。地元に帰ることを恐れていました。 「実家は地方の田舎なので、私が戻ると近所の人たちの間で、あることからないことまで、噂が広まりました。子どもなしの訳ありバツイチ女性であると言われたり、散々でした」  そして、1年が経ち、宝くじが当たった年末の時期に突入します。 「年末年始は毎年、年賀状を送っているのですが、私の名字が変わっていることで、離婚したことが周りに完全にバレたと思います。そして、地元に帰った今でも肩身狭く過ごしています」  今では、石井さんはお金を稼ぐため、バイトで少しずつ社会復帰しているそう。夢をもらった見返りに幸せを失ったのでした。 【他の記事を読む】⇒シリーズ「人生の転機」の一覧はこちらへどうぞ 【他のエピソードを読む】⇒「実録!私の人生、泣き笑い」の一覧へ <文/Honoka Yamasaki イラスト/磋藤にゅすけ>
Honoka Yamasaki
昼間はライターとしてあらゆる性や嗜好について取材。その傍ら、夜は新宿二丁目で踊るダンサーとして活動。
Instagram :@honoka_yamasaki
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