――ひとつ間違えたら、命にかかわってしまう。
さゆり「それでも病院に行くのを後回しにしたせいで、私は手遅れ状態になってしまいました。だからこそ、
今若い人に言いたいのはとにかく『検査に行ってほしい』ということなんです。自分で“
検査親善大使”って言ってるんですけど(笑)。
お医者様に聞いた話なんですけど、昔は出産が早くて、出産によって子宮が一度リセットされたり、体を見直す機会もできたけれど、今はどんどん晩婚化してきて、見直せないままだと病気のリスクも上がるらしくて。
だから20代後半以上で一度も検査をしていない方は、とりあえずは検査してもらいたいなという気持ちがあるんです」
――やはり、婦人科ってどうしても敷居が高いな、という気持ちがありますね。
さゆり「そうなんですよ! 私も恥ずかしすぎてずるずるしちゃいました。私の場合は、テレビ番組の収録中のアクシデントを機に病院に行きました。
番組の収録中、かつみさんとふたりで座っていたんですが、パッと下を見たら、自分の下に血だまりができていて。『もうどうしよう!』ってなったんですが、とりあえずお客さんからは見えなかったので、番組中はそのままがんばって、最後はお客さんにばれないようカニ歩きをしてはけました。
きわめつけは、公園でロケ中に出血して倒れてしまったんです。そのまま救急車で運ばれて、やっと病院に行ったんですが、そこまでいくってダメなんですよ。こんなふうになる前に病院に行かないと」