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性格のせいかと悩んでいたけど…実は「発達障害」だった!そのリアルな悩みとは/漫画『なおりはしないが、ましになる』

カレー沢ワールドは、実は数々の「困りごと」の産物?!

「本筋と全く関係ないのにやたら面白い話」が延々と続くのがカレー沢作品の特徴といえますが、それは「脳内が落ち着きなく、めまぐるしくいろんなことを考えている」という発達障害の特性によるものだとか。作中に頻繁(ひんぱん)に登場する「バフソ」(何を意味するのか、おそらく作者本人もわかっていない様子)も、「思いついたことをすぐ口に出してしまう」からこそ生まれた言葉なのでしょう。 カレー沢薫「なおりはしないが、ましになる 第1集」怒涛(どとう)のスピード感と表現力で読者を巻き込んでいくカレー沢ワールドは、実は数々の「困りごと」の産物なのかもしれません。

家族から発達障害の理解を得る難しさがコミカルに描かれる

『なおまし』2巻で特に印象的なのは、家族に発達障害を説明する難しさを描いた第二十六章「人生はこれから」と、「理解のある彼くん問題」に言及した第二十七章「運命ってあるのかなぁ」の2話。 作者ができないことを引き受けてくれる頼もしい夫。しかし、発達障害の話をすると空気が悪くなってしまい、家庭内ではほぼタブーの話題となってしまいます。
なおりはしないが、ましになる

第二十六章「人生はこれから」より ©カレー沢薫/小学館

人によって特性も対処法も全く違うのに、夫に発達障害に関する本を渡して勉強してくださいというのは、「自力で私の特性を理解し、どう対処すべきか考えてください」と言っているようなものだったと反省する作者。身近な人からの理解を得る難しさがコミカルに描かれています。
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作中にパートナーが登場するだけで怒られてしまう
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