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悲しみに暮れる暇もない、父の葬儀で起きた予期せぬハプニング。「早く終われ」と願うだけ、簡単には解決できない事情が…

お通夜で気づく「異臭」

お葬式・葬儀に来た女性お通夜の中で、日高さんは、ある異変に気付きます。 「近くのお寺にお願いして、お通夜にお経をあげてもらっていました。それまでは、父が亡くなったショックよりも実際にお葬式の手配に追われて悲しむ暇さえなかったのですが、お通夜を迎えてやっと静かに父を見送れると思ったんです。でも、お通夜の最中、変なニオイがしてきて…」 お経に耳を傾けつつも「なんのニオイだろう」と気になって仕方がなくなってしまった日高さん。 なんともいえない納豆のような異臭が鼻をつき、お寺の住職なのか、それとも葬儀場の何かのニオイなのか、と気になり、お通夜どころではなかったのだとか。

異臭が気になったのは、自分だけではなかった

もともと鼻が敏感で、わずかなニオイも感じ取る日高さんでしたが、この異臭は自分だけが感じたのかと気になり、母に「今日のお通夜で変なニオイがしなかった?」と聞いてみたそうです。 すると母も「すごく変なにおいがしたよね!」と激しく同意。お通夜なのでその日は葬儀場に母と宿泊。お線香の火を絶やさないため夜も寝ずの番が必要だったのですが、ついついその「ニオイ」の話で母と深夜トークが盛り上がってしまったようです。 「すると、母が急に『もしかしたらSさんの足のニオイかもしれない』と言い出しました。Sさんは水虫持ちで、通気性が大事だからと仕事中は常にサンダル履きでいるそうなのです」 それを聞いて日高さんは、確かにあの酸っぱいニオイは「足のニオイ」と言われれば納得がいくかもしれないと思いました。翌日の葬儀でも、もし同じニオイがすれば、絶対にSさんの足のニオイだろうと予想していました。
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悲しみに暮れるどころじゃない
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