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子どもに包丁、いつから持たせる?やってはいけない声かけと、料理嫌いにさせない4つのポイント

 実は、難しくない。
貝印が子ども向けに開催した「畑で学ぶやさしい切りかた教室」

貝印が子ども向けに開催した「畑で学ぶやさしい切りかた教室」に親子で参加してきました。場所はKURKKU FIELDS(千葉県木更津市)

 こんにちは、食文化研究家のスギアカツキです。『食は人生を幸せにする』をモットーに、「一生モノの能力を養う食育」について様々な実践法を提案しています。 【関連記事】⇒子どもを料理好きにしたいなら、絶対にやってはいけない5つのこと

子どもに包丁を使わせるときに、気を付けるべきこと

包丁 先日、老舗刃物メーカーの貝印が開催した“夏休みの食育イベント”に親子で参加してきました。テーマは「畑で学ぶやさしい切りかた教室」。  広大な農場に行き、その場で自分が収穫した野菜を調理したり、リアル体験でSDGsを楽しく学ぼうという内容です。そこで「はじめての包丁使いを成功させる秘訣」について教えてもらったので、今回はそのご紹介をしたいと考えました。  結論から言えば、答はとっても簡単で、気をつけるべきポイントは、4つ。最後に“料理嫌いにさせないコツ”も合わせてお届けします。
農場に到着する前に、バスの中で包丁使いについて説明を聞く様子

農場に到着する前に、バスの中で包丁使いについて説明を聞く様子。貝印には、「やさしい切りかた辞典」という野菜をムダなく切る方法を紹介したサイトがある

①子どもの成長に合った包丁を選ぶ

小学2年生のわが子は、7歳以上が対象になっている本格刃付けのタイプをつかって習います

小学2年生のわが子は、7歳以上が対象になっている本格刃付けのタイプをつかって習います

 一つ目は、「包丁の選び方」について。子どもは手が小さく、手先の動きも大人とは違うことがあります。もっとも大事なのは、子どもが使いやすいこと。 包丁 また、安全・危険の感覚には大人と子どもで大きなギャップがあります。子どもの大丈夫を過信しないように、ゆっくり点検していきましょう。  最近では品質の良い子ども用の包丁が購入しやすくなっているので、成長や上達度に合わせて選ぶと安心です。  ポイントは、小さな手でも握りやすいこと、ケガをしにくいよう刃先(切っ先)が丸くなっていること。ここでケガをしてしまうと、料理にトラウマを抱えてしまう可能性があるので、くれぐれも安全第一で。「早く包丁が使えるようになってほしい……」という焦りは禁物です。  また、包丁とセットで、子どもが使いやすいサイズでまな板も登場しています。目盛りや切り方のガイドラインは、子どもの上達をサポートしてくれます。
子どもが使いやすいまな板

目盛りや切り方は子どもの上達をサポートしてくれます

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②包丁の置き方を覚える。刃は自分と反対側に向ける
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