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恋愛経験ほぼゼロの34歳女性、カラオケデートに行って後悔…密室で“震えた”事件とは

好きになりにくいのに「好き」で選ぼうとしてない?

お話を聞いていると、麻衣さんは人を好きになりにくい体質だと思いました。唯一の彼氏のことも、あまり覚えていなかったくらいです。これまで出会った男性のマイナス面の話は話題に上るのですが、いいなと感じたエピソードはゼロなのです。 不満好きになりにくいという点は、別に悪いことではないのです。ただ昔とは違って現代は、「生活のために絶対結婚せねば」と思って婚活する女性はあまりいません。始まりはお見合いだったとしても、結局はほとんどが「恋愛結婚」なのです。 麻衣さんが結婚相談所から受けたアドバイスは、感情にフォーカスした「たくさん会えば、フィーリングが合う人に出会えますよ」というものでした。その言葉を信じてたくさんの男性に会って疲弊(ひへい)し、せっかく時間を作って会ってくれる相手を好きになれない自分を責めていました。

3回目デートで発生した“エアコン事件”

麻衣さんはある日、「好きではないけれど“フェスが好き”という共通点があって嫌でもないから会っていた」という男性・寛人さん(仮名)とカラオケに行きました。彼とはそれまでに2回ほど食事をしましたが、食事だけじゃ相手の人柄が分からないから別のプランのデートもいいかもと思っていた時に、カラオケを提案されたので行ってみることにしたのでした。 カラオケ店の室内は、エアコンがガンガンに効いていました。前のグループが白熱していたのかもしれません。 部屋に入って寒く感じた麻衣さんは「寒くないですか?」と言ったのですが、寛人さんは「寒くないよ」と答えます。 寒くないと言われたので空調の温度を変更しにくくなってしまった麻衣さん。寒がっているのに気がついてくれない寛人さんにモヤモヤが募ります。
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「この人とは合わないかも」というカン違い
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