Gourmet

他店より美味いマックに行列!「明らかに他と違う」マックだけじゃない“特別な店”の見分け方

丸亀製麺には、おいしいうどんが打てる「麺職人」がいる

丸亀麺職人

画像:丸亀製麺公式リリースより

 続いては、丸亀製麺。丸亀のうどんは、毎日店舗で粉から打ち、できたてのおいしさを提供するのが強みの一つになっていますが、実はそのうどんを打つ技術に差があるのをご存じでしょうか?  丸亀では製麺技術に画一的なマニュアルを導入せず、「麺職人」という丸亀独自の制度を設置。  その日の気温や気候などに合わせておいしいうどんが打てるノウハウ・職人技を持つ店員に対して、レベルによって一つ星〜四つ星が与えられ、最高位は「麺匠」という究極の称号まで存在します。  麺職人の見分け方は襟元が紺色であること。  丸亀のサイトにも麺職人名鑑が公開されていますから、おいしい店舗探しができるようになっています。

ミスド、特別な“幻のドーナツ”も

「ポン・デ・リング(232kcal)」

画像:ミスタードーナツ公式サイトより

 ミスタードーナツでもおいしい店舗差を発見することができます。  それは、「ファンシードーナツ」と呼ばれるドーナツ。  期間限定販売されるドーナツの原材料が余った場合に作られる、食品ロス削減を目的として作られた本部公認の商品なのですが、各店舗の状況によって作られるため、お客の立場からすれば、“いつもと違う味”が楽しめるとして、SNS上などで話題になっています。  どんなドーナツか一例を紹介すると、定番のフレンチクルーラー生地に期間限定の塩キャラメルクリームを組み合わせ、ホワイトチョコレートでコーティングした「塩キャラメルフレンチ」や、定番のイースト生地にポン・デ・黒糖でおなじみの黒五黒糖シュガーをまぶし限定の濃いほうじ茶ホイップを詰めた「濃いほうじ茶ホイップ」など。チェーン店ならではの創意工夫が具現化された、お客がウキウキする試みです。  さあ、いかがでしたか? 大手飲食チェーンの新しい楽しみ方を知れば、店舗探しが楽しくなるに違いありません。  今回ご紹介した以外の他店でもユニークな試みがたくさんありますから、ご自身で探してみると、“もっとおいしい体験”が味わえるかもしれません。 <文/スギアカツキ>
スギアカツキ
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12
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