猫だと言われても気が付かない!猫毛の量もすごかった

すごい量!
――あと、「もう1匹生まれそうなぐらい猫毛が落ちている」というポストも拝見しました。やはり、職場内は落ちた猫の毛がすごいんですか?
池田:そうですね。ブリーダー崩壊(たくさんのペットを飼育していたブリーダーが経済的や体力的な問題で管理できなくなる現象)から引き取った子を事務所でトリミングしたんですが、そうしたらすっごい毛の塊ができて。で、捨てる前にせっかくだからまとめて「1回、写真を撮ろうか」みたいな。
――へーっ、事務所でトリミングしたんですね。

トリミング中に「シャー!」と鳴く猫ちゃん(同社Instagramより)
池田:はい。うちの事務所はトリミング設備があるんです。今つくっている新しい事務所のほうでは、トリミングサロンも開設する予定です。

猫のちょっかいに負けず仕事を続ける社員さん
――デメリットを伺ってきましたが、とは言いつつうれしいわけですよね。
池田:そうですね。キーボードの上を歩いたり、しがみついてきたり、その程度のことなので、メリットのほうが全然あると思います。
岡本:キーボードの上を歩いたからって、怒るまでもいかないですよね。
池田:仮に猫が好きじゃないスタッフがいる職場だったら、デメリットになるかもしれないですけど。
――「猫、好きじゃないんだけど……」というスタッフさんはいるんですか(笑)?
池田:それはいないです。だから、集中力は上がるだろうし、適度に癒しもあるので、反対に生産性は上がるのではないでしょうか。まったく猫がいない状態より、ある程度リフレッシュしながら働けるので。
――Xで「マウスを触っていた手がいつの間にか猫に吸い込まれる」というポストも拝見しました。猫にかまけて仕事ができなくなるということはありますか?

マウスを触っていた右手が猫の体に吸い込まれていく
池田:いや、といってもなにかするのは2~3分程度です。1時間も戯れるのって、自宅でも難しいので(笑)。で、猫はバーっと遊んだりうろうろしたら自分の位置に戻り、そこでほとんど寝てしまいます。だけど、こちらは遊んでいるその一瞬を切り取りたいので、そのときに僕らは撮って。
そういった時間は実働していないかもしれないですが、反対にSNSに上げて反響があれば「会社をみんなに知ってもらえる」という意味で、成果は高いわけじゃないですか?