ここまで話を聞いて「おや?」と気がつきました。
真由美さんが断られた東海大卒男性のプロフィールには「大卒」としか書かれていません。婚活では有名大学を卒業した男性ほど、大学名を公開する傾向はあります。
「大卒としか書いていないのに、なぜ卒業大学が分かったのですか?」
「
結婚相談所に聞いたからですよ。よく分からない大学の人と会うのって無駄じゃないですか」

※画像生成にAIを使用しています
結婚相談所では、担当者経由で聞きにくいことをさりげなく探ってもらえます。例えば、お相手の中での自分の優先度などです。とはいえ、察しのいい方だと相手側から問い合わせがあったと気づかれることもあります。
知り合いの仲人に聞いたところ、真由美さんのような女性はたまにいるそうです。その結婚相談所にも、男性会員の卒業大学や貯金額について問い合わせが来ることがあるそうです。
「相手が公開していないのに、
大学名をわざわざ聞き出してから会おうとする女性って、選民意識が強くて“ヤバい”んですよね。人気がある男性はこういう人を選ばず、みんな大らかな女性と結婚していくのに。聞かれれば回答するけれど、正直なところそのご縁は応援したくないですね」
と、その仲人は言っていました。
真由美さんの場合、他にも良くない点があります。
大学名を調べてもらっていたため、男性からの申し込みを受諾したのは、申し込みから7日目でした。真由美さんが利用している結婚相談所ではお見合いの回答期限が7日です。
ギリギリで回答しているため、相手側に“補欠扱い”のような印象を与え、会う前からモチベーションを下げさせているのです。
「それでも、会って無駄になることは避けたいじゃないですか」
「
事前に確認しすぎる方が、会う前から印象悪くなって、出会いを無駄にするんですよ。相手だって、他のもっと若い女性とも比較検討して選んでいるんですから」
「それはそうなんですよね」
真由美さんはなんとか、次からは大学名は知らないままでも会うことを承諾してくれました。