そして、この3年後に離婚した私は、“働き続けること”を選んだ選択が間違っていなかったと身に染みて感じることとなった。まじめに必死にやってきた仕事は裏切らないし、手に職をつければ、自分を守ることができる。そしていま、保育園や学童に通っている娘と息子は、毎日楽しそうに過ごしている。
きっと、いま、4月から新しく子供を預け始めた新米ママたちの中には、保育園に預ける罪悪感で悩む人もいることだろう。でも、保育園の先生たちは、私たちがしっかりと仕事に取り組むように、しっかりと向き合ってくれている。だから、まずは保育園を信頼して、気持ちを切り替えることをしてみてはいかがだろうか。
なにより、保育園に預けるメリットはたくさんある。自主性が身につくし、子供同士のコミュニケーションも早くから取ることができる。さらに、ママだけではなく、保育園の先生という第三者の大人が一緒に子供と向き合ってくれているのは、すごく大事なこと。たくさんの大人の目があるなかで育つということは、すごくいいことなのだから。実際、
息子の障がいのサインに気づいてくれたのも、多くの子どもを見てきた保育園の先生だった。
もちろん、すぐに切り替えるのは難しいだろう。でも、少しずつ、子供が保育園に慣れるように、ママも慣れていけば、きっとママにも、そして子どもにも笑顔が増えるはずだ。
ちなみに、保育園が大好きな息子は、登園したとたん、ママの手を振り払い、先生に飛びついて私の方なんかいっさい見てくれない。それはそれで、悲しさを感じるのはワガママなのだろうか……。

<TEXT/吉田可奈 ILLUSTRATION/ワタナベチヒロ>
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【吉田可奈 プロフィール】
80年生まれ、フリーライター。西野カナなどのオフィシャルライターを務める他、さまざまな雑誌で執筆。23歳で結婚し娘と息子を授かるも、29歳で離婚。座右の銘は“死ぬこと以外、かすり傷”。Twitter(
@singlemother_ky)

- ママ。80年生まれの松坂世代。フリーライターのシングルマザー。逆境にやたらと強い一家の大黒柱。

- 娘(8歳)。しっかり者でおませな小学2年生。イケメンの判断が非常に厳しい。

- 息子(5歳)。天使の微笑みを武器に持つ天然の人たらし。表出性言語障がいのハンデをものともせず保育園では人気者
※このエッセイは隔週水曜日に配信予定です。