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マンションは築10年より築30年のほうが断然おすすめな理由【不動産業者がバラす】

「どうせ住むなら新しいマンションがいい」。大半の人はそう考えると思いますが、実はその思い込みは危険なようです。近著『不動産業界の人だけが知っている新築マンションは買わないほうがいいワケ』が話題の不動産コンサルタント・城戸輝哉さんいわく「築30年以上の中古マンションが一番いい」とのこと。その詳しい理由とは……?(以下は城戸さんの話)

マンションの将来の姿は、築10年過ぎてわかる



築34年(2009年当時)だった中古マンションをリノベした例(スマサガ不動産HPより)

 中古マンションの良好な管理状況が維持されるためには、住んでいる人たちの意識が最も大事な要素です。どれだけ価格やスペックといったデータ上はよく見える物件でも、住人の意識が低ければ次第に管理状況が悪化し、住み心地はどんどんと悪くなってしまいます。そして、その兆候は築10年を超えたあたりから目に見えてくるんです。

 マンションの管理状況は、築10年~15年あたりから、良くなるか悪くなるかといった方向が定まり、築30年頃から住人の世代交代が進み始める流れで、その後の展開が確定されます。

 そういった意味で、築30年以上経過している中古マンションは管理されてきた結果が実績として蓄積され、今後の資産価値の推移が予測しやすいという点で、新築や築浅の物件よりもはるかにリスクが低く、安心して購入できます。

 たとえ築40年、50年を超えているマンションでも、適切な管理と修繕が今後も継続されると予測できれば、まだまだ何十年も住み継ぐことは可能といえます。

10~15年に1度の「大規模修繕」がされているか



外壁を補修中のマンション

 ですので、実際に中古マンションの購入を検討する場合には、今までの修繕履歴と今後の修繕計画、そして、計画的な修繕を実行するための積立金の状況について、「実績」を確認しておけば安心なのです。これらは購入契約時に不動産業者から提示される「重要事項説明書」でチェックできるので、事前に資料を確認させてもらい、健全な維持管理といえるかどうか、プロの意見も聞くことが必須です。

 たとえば、過去の修繕履歴を見て、築20年以上を経過しても大規模修繕が一度も実施されていないようであれば要注意です。

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将来マンションがボロボロにならないか、絶対チェックすべきこと

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