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カット野菜・冷凍野菜がクスリ漬け・栄養ナシ…はデマだった!

「冷凍野菜」は、ナマ以上の栄養があるものも

冷凍野菜 まず安心なのは、保存料は入っていないということ。冷凍食品はマイナス18度以下で製造・管理されるため、微生物の増殖はなく、保存料など必要ないのです。  また、野菜の色が鮮やかなため、「着色料を使っているのでは?」と疑う人もいるようですが、これもNO。「ブランチング」という処理(沸騰湯に野菜表面だけをさっと加熱して急速冷凍すること)によって変色しにくくなり、内側の細胞が生きたまま凍結されるのです。  すると、気になるのは「栄養」と「味」について。 ①旬外れの生野菜より栄養価に優れているケースも  冷凍による栄養素の崩壊で心配なのは、「ビタミン」と「ミネラル」。ミネラルは元素のため、冷凍しても壊れることはありません。ビタミンは、女子栄養大学の調査(※日本食品低温保蔵学会誌Vol23)によれば、1年間はほとんど減少せず。  そもそも冷凍野菜は旬の安い時期に大量購入して製造することが多いため、「栄養価の高い旬野菜の冷凍モノ」と、「旬外れの生野菜」を比較すると、前者の方が優れているとも言えるんです。つまり、特に季節によって栄養変動の多いほうれん草やブロッコリーは冷凍がオススメな場合も。
冷凍ブロッコリー

冷凍ブロッコリーの中身(ニッスイ)

②おいしくないのは、加熱方法に問題あり!  解凍時にブニョブニョ、ぐちゃぐちゃになった…という人、実はこれ、商品パッケージに書かれた解凍方法に従っていないケースが多いんだとか。特に、電子レンジの「おまかせボタン」はNG! 記載に従えば、驚くほどみずみずしく、ホクホクとした野菜によみがえります。
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カット&冷凍野菜の「野菜たっぷり濃厚鍋」レシピ
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